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自治体の皆さまへ

災害から命を守る 備えと早めの避難を

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京都府綾部市

6~10月は大雨や台風で河川が増水しやすい出水期です。昨年8月の台風7号災害では、市内で土砂崩れや浸水などが相次いで発生。災害は時と場所を選びません。日ごろから防災意識を高め、いざというとき、適切な行動が取れるように備えましょう。

■身近な危険箇所を把握
災害への備えの第一歩は、自宅や地域、職場などの生活圏に、どのようなリスクがあるかを把握すること。浸水や土砂災害の危険箇所等は、市が発行するハザードマップで確認できます。これまで被災していないところでも、次は災害が発生する可能性があります。災害の恐れが高まったとき、どう避難するかなどを考えておきましょう。ハザードマップは、市ホームページにも掲載しています。

市は5月27日、防災関係機関と「防災パトロール」を実施。昨年8月の台風7号で土砂崩れが発生した篠田町など市内3カ所を見て回り、災害の恐れがある地域の現状を共有しました

■避難は安全なうちに
避難情報は、災害の危険度を示す5段階の警戒レベルでお知らせします。警戒レベル3を超えると市が発令。警戒レベル3では高齢者等が、警戒レベル4では全員が安全な所へ避難してください。警戒レベル5は、災害がすでに発生しているか切迫した段階。周囲の状況を確認し、自宅の2階以上や斜面から離れた場所に移動するなど、直ちに命を守る行動を取ってください。
集中豪雨で状況が急変することもあります。避難情報が出ていなくても、身の危険を感じたら「まだ大丈夫」などと思わず、自ら早めに避難することを心掛けましょう。

市自主防災組織等ネットワーク会議の研修会が5月15日、里町の中央公民館で開催。福知山公立大学の大門大朗(ひろあき)准教授による講演では、災害時に地域独自の基準で避難し、住民全員の命が守られた事例などが紹介されました

■情報収集手段は複数確保
災害から命を守るためには、正確な情報を迅速に入手することが重要です。市は4月から、災害時の情報収集に役立つ地域情報アプリを配信。市がお知らせする避難情報等をプッシュ通知で受信できるほか/避難所の位置や開設状況/気象警報/河川の水位―などを確認することも可能です。このほか/防災行政無線/FMいかる(防災ラジオ)/あやべーる/緊急速報メール(エリアメール)/市ホームページ/LINE/Yahoo!防災アプリ―などでも情報を提供します。情報収集手段を複数確保し、いざというときに備えましょう。

■避難情報発令時に開設する避難所一覧
下表以外にも、自治会が開設する自主避難所があります。
場所や開設のタイミングは自治会に確認してください。

◆用意していますか?非常用持ち出し袋
自宅が危険な場合は、避難先で生活を送ることになります。避難先で必要な物をリュックサックに詰めておき、いざというときさっと持ち出せるように備えましょう。

◇用意しておくと良いもの
・食料品
飲料水、乾パン、クラッカー、レトルト食品、缶詰、ミルク(哺乳瓶)、離乳食など
・医薬品
救急医薬品、常備薬、マスク、アルコール消毒液、紙おむつ、生理用品など
・貴重品
現金、預金通帳、印鑑、健康保険証、身分証明書など
・衣類
下着、タオル、寝袋、雨具、軍手、靴など
・日用品
懐中電灯、ラジオ、電池、充電器、ティッシュ、ウェットティッシュ、歯ブラシなど

◆ご活用ください 地域情報アプリ
「綾部市地域情報アプリライフビジョン」は、防災情報に加え、市や自治会等からのお知らせをひとまとめに受信・閲覧できるスマートフォン用のアプリです。ごみの収集日や分別が分かるサイト「5374(ごみなし).JP」にアクセスできるなど、暮らしに役立つ機能も備えています。登録方法など、詳しくは市ホームページか本紙3月号をご覧ください。
マップ機能では、避難所の位置や土砂災害(特別)警戒区域などが地図上に表示されます

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