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自治体の皆さまへ

地域でつながる多文化共生の輪(3)

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京都府舞鶴市

■始めよう 外国人との交流
多くの外国人が舞鶴で生活していることは分かったし、交流もしたい。近所に外国人がいるけれど、どう接すればいいのか分からない。そんな人は国際交流の機会創出、活動支援を行っているNPO法人舞鶴国際交流協会(MIA(マイア))に足を運んでみてください。

■MIAインタビュー
◇日本人と外国人の架け橋に
普段、外国人と接する機会のない人は、偏見や差別をしているわけではないけれど、つい外国人と距離を取ってしまいがちです。日本人同士でも近隣トラブルが発生する中、外国人は言葉や文化の違いでなおさらその問題につながります。外国人に限った話ではありませんが、日本人でも皆一人ひとり違いがあり、それがすれ違いを生んでいます。多文化共生を実現するにはまずは何よりもお互いを知る。そしてお互いが違うことを理解することがとても大切です。
MIAでは、お互いが心地よく舞鶴で暮らしていけるよう、外国人向けの日本語教室や、バーベキュー・ハロウィンパーティーなど国際交流イベント等を開催しています。困り事のある外国人は「日本語教室」にぜひ参加してみてください。また周りで困っている外国人がいれば「日本語教室に行ってみたら」と声をかけてあげてください。日本語教室では、日本語の勉強の他にも、生活での困り事に対する助言もしています。そして外国人と触れ合ってみたい人は「国際交流イベント」に参加してみてください。視野も広がり、外国人との接し方もつかめると思います。
また、日本人の皆さんは地域で外国人を見かけたら気軽にあいさつをしてあげてほしいですね。簡単なあいさつだけでも、外国人は受け入れられたんだという気持ちになり、地域でも交流がしやすくなると思います。
日本語教室や国際交流イベントの他にも、今後はMIAが直接地域へ出て、地域の声も拾いながら国際交流について周知していきたいと考えています。まだまだ模索中ですが、舞鶴に住む外国人も日本人も共に住みやすいまちになるように活動していきます。
舞鶴国際交流協会(MIA)
理事長 鳥居文子さん
島かずみさん

■日本語教室で日本語を教えるボランティア インタビュー
◇外国人と話すときのポイント
分かりやすく、ゆっくりはっきり話すことが大切です。方言などは難しいので、日本語を勉強して間もない人には、方言や地域特有の言い回しは避けた方がいいですね。また、日本に来たばかりの人には、絵や身ぶり手ぶりなどの補助も使って会話をしています。今は翻訳アプリなどのデジタル技術もあるので、それらもよく活用します。
富永佳栄子さん

◇中学生も活躍中
日本で暮らすことに困らないように、いろいろ教えてあげたいと思います。外国人と話をするのはとても楽しいですよ。
青葉中3年 播本美衣奈さん

■外国人に分かりやすい言葉で話しましょう
「ご覧ください」→「見てください」
「土足禁止」→「靴を脱いでください」
「避難してください」→「早く逃げてください」
「飲食禁止」→「ここで食べないでください」
「行けないことはない」→「行くことができます」
「今朝はめっちゃ暑かったなぁ」→「今日の朝はとても暑かったですね」
「田中さんが言うとっちゃた」→「田中さんが言っていました」

■「やさしい日本語」講座 受講生募集
使い慣れた言葉を工夫することで、新たなコミュニケーションの世界を広げてみませんか。
日時:1月28日(日)、2月4日(日)13時30分〜15時30分
場所:中総合会館
定員:各20人(多数の場合抽選)
申し込み方法:1月24日(水)17時までに電話かファクス、電子メール(右コードから読み取り可)でNPO法人舞鶴国際交流協会(【電話】75-8801【FAX】75-8802)へ。
※二次元コードは本誌またはPDF版をご覧下さい。

担当:地域づくり支援課

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