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森林整備でつなぐ西山の未来(1)

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京都府長岡京市

市の面積の約4割を占める西山は、私たちにとって身近な存在。でも実はよく知らないという人も多いのではないでしょうか。西山には多様な生物が息づき、豊かな自然が広がっています。それらを守り、未来へつないでいくためには、まず知ることが第一歩。森林整備に携わる人の思いや、自然を体感できるイベントを紹介します。

●人々の生活と共にあった山
昔話に「山へしば刈りに~」とあるように、山は生活に必要な場所でした。建築資材を伐採する仕事場でもあり、多くの人が山とともに暮らしていました。「山を持つ」ことに今よりも価値があったことから、西山もその多くが私有地です。
長岡京市といえば、やっぱり竹。西山の森林は約2割が竹林です。長岡京市では、竹林に適した気候や地形を生かして、良質な竹材を産出していました。特産のタケノコ栽培も、古くから盛んでした。

●時代の変化で荒れていく山
林業が盛んに行われていた頃は、定期的に木を切ることで森林の若返りができていました。しかし、石油や石炭といった新しい燃料の登場や、安価な外国産木材の輸入など、時代の変化とともに人が山に入る機会が減少。次第に各地で森林荒廃が目立ち始め、整備の必要性が叫ばれるようになりました。

○木を切らないとどうなるの?
木を切ると日が差し、樹木が成長できる
木を切らないと十分に日が差さず、樹木が成長しにくい

●森林整備の必要性
整備された森林は、土砂崩れを防いだり、雨水を吸収して地下水へと浄化するなどの機能を備え、私たちに多くの恩恵をもたらします。森林の機能を維持していくためには、計画的な整備が重要です。豊かな西山の自然環境を未来につないでいくために、市では平成17年に西山森林整備推進協議会を設立しました。

●西山森林整備推進協議会って?
森林保有者、地域住民、企業、NPO、大学、行政などで構成する団体。「西山森林整備構想」を策定し、計画的な森林整備をはじめ、ワークショップや森林ボランティア体験などの広報事業にも力を入れています。

問合せ:農林振興課西山森林整備係
【電話】955-9687【FAX】951-5410

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