文字サイズ
自治体の皆さまへ

荒穂神社の御神幸祭【基山町重要無形民俗文化財】

5/63

佐賀県基山町

みゆきする神々 荒穂の神の御神幸(みゆき)

今年は、9月日が秋分の日。この日に、荒穂神社の御祭神である荒穂大明神・瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)様の神々が、秋の実りと民の暮らしぶりをご覧になるため、御神幸されます。
秋の実りの中、荒穂神社を神輿(みこし)に乗り早朝出立され、潮井川にかかる潮井橋のたもとに掲げられた大しめ縄の下をくぐり、人々が暮らす世の中へと御神幸されます。目的地は、鎮斎隈(ちんじゃんぐま)(鎮西隈)にあるお仮殿(かりでん)です。
お仮殿までの約2kmの道のりの中、沿道には一年の無事を感謝し、これからの無病息災を願い、神輿くぐりをするために多くの方々が出迎えられます。
秋の実り、人々の暮らしぶり、そして多くの方々の出迎えと神輿くぐりを終えられた神々は、御旅所(おたびしょ)であるお仮殿へと到着されます。
そして午後、お仮殿前で、4つの伝統芸能が奉納されます。

◆御神幸された荒穂の神に奉納される伝統芸能
・災払
仁蓮寺の少年、青年によって奉納され、棒術で災いを払いのける役割を担います。
・鉦風流
西長野の総勢50人ほどで奉納され、荒穂の神々の御神幸を人々に伝えます。
・獅子舞
向平原、辻、引地、一井木、田中の人々総勢50人ほどで奉納されます。二人の子どもが演じる獅子釣りが荒ぶる獅子を操ります。
・大名行列
住吉、不動寺、才ノ上の人々によって奉納され、立傘、台傘、白羽熊、挟箱、黒羽熊で舞う大名行列です。

午後に入り、神さまへの奉納芸能の始まりを、西長野の人々が奏でる鉦の音が、町内に鳴り響き知らせます。
御神幸され、秋の実りと人々の暮らしぶりをご覧になった荒穂の神さまへ、四つの芸能が奉納されます。
奉納芸能がすべて終わる午後3時ごろ、荒穂の神さまは神輿に再びのられ、荒穂神社本宮へと帰られます。
お上りの道々に、神輿くぐりを待つ人々が再び集い、一年の無事への感謝と次の一年の無病息災を祈り、神輿くぐりが執り行われるのです。
御旅所であるお仮殿を出立され荒穂神社本宮へお着きになる頃、荒穂神社とかつて本宮があったと云われる磐座(いわくら)タマタマ石がある基山(きざん)山頂が夕日に照らされ秋空の晴天に映える姿を見ることができます。
人々に受け継がれてきた荒穂神社の秋の大祭・御神幸祭。一年に一度の大祭に集い、互いの無事を確認するお祭りでもあります。皆さんも集い、互いの無事をこのお祭りで確認し合う、そんな行事に参加してみませんか。

■おまつりサポーター募集
基山町では、荒穂神社の御神幸祭をお手伝いしていただく「おまつりサポーター」を募集します。基山に住んだ記憶として、一年の思い出として、室町時代からつながる歴史ある伝統行事に参画してみませんか。
▽申込方法
電話またはメールで、(1)氏名、(2)住所、(3)連絡先をお伝えください。
※メールの場合は、受付確認後に返信いたします。
※申込締め切り…令和6年9月6日(金)午後5時
総代会へお伝えする必要から締め切り日を設けておりますが、適宜対応いたします。

▽サポート内容

※今年から、おまつりサポートは男女問いません。この他の詳細は、必要に応じて応募いただいた方に直接お伝えいたします。

問合せ・申込先:教育学習課 ふるさと歴史のまち推進係
【電話】92-2200【E-mail】furusato-2@town.kiyama.lg.jp

■きやまの民俗芸能展V
みゆきする神々 開催
基山の秋の実りと人々の暮らしぶりをご覧になるため御神幸される神々を紹介しています。
是非、ご覧ください。
場所:基山町立図書館郷土資料コーナー
会期:令和6年9月14日(土)~11月3日(日)
・荒穂の神々
・宝満の神
・老松の神
の御神幸を紹介します。

■無料臨時バスをご利用ください
JR基山駅や各臨時駐車場と、会場の御仮殿との間で、無料の臨時バスを運行します。


※交通事情により、ダイヤに遅れが出る場合があります

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU