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特集~新春鼎談SAGA2024開催の年を迎えて多久市を舞台に、スポーツで躍動!(2)

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佐賀県多久市

■見どころを押さえ磨き抜かれた技を体感!
市長:栃木国体や鹿児島国体で両競技を観戦しました。どれも見応えがあって、思わずやってみたくなりますね!スポーツクライミングは、重力を自在に操るような登り方に魅了されました。また、リードでは15メートルと高いこともあり、途中片手で休憩されますよね。あれがすごくて。
宮原:私も選手たちの様子を見て「よくこんなに登れるな!」と感心することが多々あります。一瞬で傾斜のかかった高い壁を登るので、初めて見る人にとっても面白いと思いますよ。あとは、どのホールドを取ってどんなルートで登るかなど、登り方を見るとより一層競技を楽しめます。
市長:登るためにどういう動きをされるか、一瞬一瞬が見逃せませんよね。弓道についても、過去の国体やこの弓道場で行ったリハーサル大会を見て、1人4射のうち全てを的中される選手の多さに驚きました。非常にハイレベルな戦いですね。
田原:はい。国スポにはブロック予選を勝ち上がらないと出場できませんから、より優れた選手だけが試合の舞台に上がれます。鹿児島国体でも外したら負けという緊張の場面が続くなど、大変見応えのある試合でした。
市長:どんな場面でも精神を落ち着かせられることが肝要なのですね。心を整え、自分の弓道の型を磨き、それを弓にのせて飛ばす熟練の技は見ていてとても清々しいです。長い歴史で培われた一連の動作を、競技に臨む選手のみなさんが大切にされているのを感じます。
田原:そうですね。いかに平常心で臨めるかが重要になってきます。弓道は自分との戦いの要素が多いものの、やはり相手のいる競技。特に弓を引いて矢が放たれる瞬間に心の迷いが出やすいので、そういうところで心に乱れがないかを試されます。
市長:なるほど。弓道はそうした場面で生まれる雰囲気も魅力ですね。どちらの競技も見どころ満載で、既に国スポが待ち遠しいです。

■SAGA2024に向けて今年の抱負
田原:国スポでは多久市緑が丘弓道場に全国各地の各ブロックで勝ち上がった素晴らしい選手たちが集まります。多久市民のみなさんをはじめとした多くの人に競技を生で見て、体感していただき「やってみたい!」と1人でも多くの人に思ってもらえるような大会にしたいです。国スポ前後もさまざまな大会の開催を計画していますので、少しでも弓道競技の裾野が広がり、興味のある人たちに足を運んでいただけるよう情報発信していきます。
宮原:より国スポを楽しんでいただけるように、さまざまな大会や見学会を計画しています。国スポ開催中はたくさん写真を撮って、多くの人が熱気あふれる試合の様子を共有してくださるとうれしいです。大会以外での見学も大歓迎。日本トップクラスの選手が練習に来ることもあると思いますので、ぜひ間近でその技を見ていただきたいです。国スポを契機にスポーツクライミングをさらに盛り上げていきます。
市長:国スポに向けた施設整備をしていると、適切な施設があって優れた指導者がいれば、熱意ある本気の若者は大きく伸びていくことを実感しました。全国的なスポーツの祭典の舞台でそれぞれが鍛え上げた技を披露されるので、日本中のみなさんにその感動を広げられるよう尽力します。国スポのほか、新公立病院の整備やICTを活用した行政業務の改革も欠かせません。令和6年は辰年。昇り龍の勢いで何事も前に進めていきます。今日はありがとうございました。

■多久市長 横尾俊彦(よこおとしひこ)
国スポに向けて、遠的・近的の両種目ができる「多久市緑が丘弓道場」を整備。過去には多久高校にクライミングウォールの設置に奔走し、今回「九州クライミングベースSAGA」を県が設置する際にも、提言など尽力した。

■佐賀県弓道連盟 田原則夫(たはらのりお)会長
教士七段。高校時代に競技を始め、以来40年以上技を鍛え続けている。国スポのリハーサル大会として昨年開催した「第70回全日本勤労者弓道選手権大会」では、矢渡しの射手を務めた。

■佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟 宮原敏明(みやはらとしあき)会長
幼い頃から山に親しみ、高校進学と同時に登山部へ。その後も競技を続け、これまで県内の高校で数学を教える傍ら数々の登山部を育成。鳥栖高校時代には部を6回にわたり全国大会へと導いた。

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