[特集]みんなで守ろう交通ルール 交通事故ゼロのまちを目指して

7／62

令和4年の1年間に本市で発生した交通事故の件数は、272件でした。人口1万人あたりの死傷者数としては、佐賀県全体の53.0人に対し90.4人となっており、これは県内ワーストです。
このことから、本市は県内市町と比べて交通事故の多い危険なまちであるといえます。市内には交通量が多く事故発生率の高い場所があり、事故を防ぐためには日頃の交通ルールの遵守や安全確認が欠かせません。
今回は、交通事故多発箇所の紹介や地域の交通安全を支える方にお話を伺いました。

◆管内での交通事故多発箇所を紹介
(1)神埼市役所前　交差点
危険ポイント：
・横断する歩行者・自転車が多い
・右折レーンがなく、渋滞が起こりやすい

(2)神埼橋西　交差点
危険ポイント：
・登下校する中・高生の横断が多い
・交通量が多く、渋滞が起こりやすい

(3)地蔵橋(ショッピングセンターアニー西)交差点
危険ポイント：
・朝夕の交通量が多い
・周辺に施設が複数あり、駐車場から出入りする車にも注意

◆交通事故をなくすために
◇安全な通学に貢献できてうれしい
交通指導員　内田　博隆さん

日々子どもたちを危険から守る、交通指導員の内田博さん(神埼町莞牟田)にお話を伺いました。

・活動を始めたきっかけは?
約10年前に活動を始めました。地区の方に誘われたのがきっかけで、現在は月2回程度活動を行っています。

・日々の活動のやりがいは?
子どもたちは、素直でちゃんと止まってくれるし、あいさつも元気よく、とても気持ちがいいです。「ありがとうございます」と大声で言われるととても嬉しく、励みになります。また地区の皆さんからも「いつもありがとう」と声をかけていただき、活動のやりがいになっています。

・交通安全のために
交通事故を無くすには、お互いの思いやりが必要です。交通事故が無くなるように関係機関が協力し、幼稚園や保育園などでも交通安全防止のために安全教育を行っています。

・今後の展望を教えてください
朝・夕は交通量も多くなり危険です。体が元気なうちは活動を続け最後まで地域住民の皆さんの安全を守っていきたいです。

◇運転手は安全確認の徹底を!
神埼警察署　交通課長　鷲崎　文徳さん

地域の交通安全を支える、神埼警察署の鷲崎文徳交通課長にお話を伺いました。

・管内の交通事故、交通違反の特徴は?
令和5年1月～10月の間に人身事故が207件、物損事故が1,047件発生しています。追突事故や国道での事故が半数以上を占めており、脇見や考え事などで前をよく見ていなかったこととなどが主な原因です。また、通学・通勤時間帯の朝夕に多発しています。

・冬における交通事故を防ぐためのポイントは?
冬は交通量が多くなるため、交通事故の件数も増加傾向にあります。日没時間―交通安全のために交通事故を無くすには、お互いの思いやりが必要です。交通事故が無くなるように関係機関が協力し、幼稚園や保育園などでも交通安全防止のために安全教育を行っています。―今後の展望を教えてください朝・夕は交通量も多くなり危険です。体が元気なうちは活動を続け最後まで地域住民の皆さんの安全を守っていきたいです。が早くなるため、早めにライトを点けましょう。また、忘年会などで飲酒運転等も多発します。まずは飲酒の場に車で乗っていかないことが重要です。なるべく公共交通機関などを利用するようにしましょう。

・市民のみなさんにメッセージをお願いします。
事故の多くはちょっとした不注意で起きています。ドライバーは前をよく見て、安全確認の徹底をしてください。また、歩行者や自転車は、夜間は反射材を着用するなどドライバーに気づいてもらうことが重要です。
近年、高齢ドライバーによる事故も多発しています。
運転に不安を感じたらまずは、署にご相談ください。

◆神埼警察署からのお知らせ
◇ニセ電話詐欺に注意!!
全国的にニセ電話詐欺の被害が後を絶ちません。
県内では、令和5年9月末現在で100件を超える被害があり、被害額は約4億円以上にも上ります。内訳は架空料金請求が最も多く、パソコンのウイルス感染によるサポートやインターネットの未納料金等を名目に、コンビニで電子ギフト券を買わせ、番号を送信させる手口が多いです。
「私はだまされない、関係ない」「自分は被害に遭わない」と思っていませんか?いつ誰が詐欺の被害に遭うかわかりません。ニセ電話詐欺に対して常に危機意識を持つことが大切です。
日頃から家族や周囲とのつながりを密にして、被害に遭わないようにしましょう!

問い合わせ：防災危機管理課　消防交通係
【電話】37-0104