前市長の辞職に伴い神埼市長選挙が、4月28日に行われ投票の結果、實松尊徳氏が新市長となりました。
4月30日午前8時30分、職員や市民の皆さんから拍手で迎えられて、實松市長が初登庁しました。
市民や職員から花束が手渡され、その後幹部職員を前に訓示を述べました。
◆市長就任にあたって
皆さん、こんにちは。この度、市長に就任しました實松尊徳です。市民の皆さんにおかれましては、日頃より市政に特段のご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
さて、前市長の突然の辞職により、市政は大きく混乱を致しました。市民の皆さんからは「二度とこのようなことが無いようにして欲しい」という言葉をたくさんいただきました。まずは、今回の不祥事の検証を行い、再発防止策を講じるとともに、市職員が市民の皆さんの声を大切にすることで、市政に対する信頼回復に努めてまいります。
神埼市の発展に向けて、私をトップに職員一丸となって取り組んでまいりますので、引き続き、皆さんのご理解とご協力をお願い申し上げます。
◆市長に伺いました!
Q.現在の神埼市にどのような印象がありますか
地域資源が豊かな市という印象を持っています。例えば、歴史。お玉ヶ池種痘所(のちの東京大学医学部)の設立に中心的役割を果たした蘭方医の伊東玄朴や、社会教育に尽力した下村湖人など、神埼市は多くの偉人を輩出しています。
また、農作物も、米・麦・大豆だけでなくイチゴやアスパラガスなどの生産も盛んです。そして、神埼そうめん、さしみこんにゃく、菱(ひし)を使ったお菓子など、特産品も豊富です。どれを取っても本当に素晴らしいと思います。
Q.市長として力を入れたいことはなんでしょうか
大きく二つ。一つは、市民の皆さんが安心して暮らせるまちづくり。豪雨災害は、人の生命や財産を一瞬にして奪ってしまいます。そのようなことが無いように防災に取り組みたい。
もう一つは、若い人たちが活躍・チャレンジでき
る環境づくり。農業や商業などの分野でチャレンジたいという人や、海外留学をしたいという子ども達を支援し、将来の神埼市で活躍する人たちの後押しをしたい。
Q.市長選挙に出ようと思ったきっかけは
前市長の不祥事により、神埼市が大きく混乱しているのを見て、神埼市政を早く正常に戻し、神埼市の発展に貢献したいと思いました。
また、私を育ててくれた神埼市に恩返しをしたいと思い、市長選挙への出馬を決意しました。
Q.市民の皆さんへメッセージをお願いします
神埼市は地域資源が豊富な市で、更なる発展が大いに期待できる地域です。その発展のためには、市民の皆さん一人ひとりの力が不可欠です。新たにお店をオープンする人、農作物の生産を頑張る人、介護士として活躍する人、伝統芸能を継承する人など、皆さんがそれぞれの立場でご活躍いただくことが重要です。市民の皆さんと一緒に神埼市の発展のために取り組んでまいります。
◆實松市長に聞いてみました
・子どもの頃に夢中になったことは?
漢字の勉強とプラモデル作り。なぜか難しい漢字を書けるようになりたかった。
・休日の過ごし方は?
読書。特に、今は新たな発想のネタを探しています。
・若い職員に何を期待しますか?
何事にも前向きな思考で、チャレンジする姿勢を持つこと。初めてのことは、誰にとっても難しく、戸惑うことも多い。しかし、そこに成長へのきっかけがあると思う。
◆實松市長プロフィール
経歴:
・昭和41年11月30日生まれ
・久留米大学法学部卒業
・平成3年4月…佐賀県庁入庁
・平成29年4月…人事課長
・平成31年4月…秘書課長
・令和2年10月…政策部副部長
・令和4年4月…文化・観光局長
・令和5年4月…健康福祉部長
・令和6年4月…神埼市長就任(1期目)
家族:妻、子3人
趣味:ウォーキング、釣り、読書
特技:左手も器用に使える
アピール:粘り強く、何事も前向きな思考になれる
ポイント:ところ。
座右の銘:葉隠の言葉「只今の一念より外はこれなく候。一念一念と重ねて一生なり。」
問い合わせ:総務課 秘書広報係
【電話】37-0088
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