◆1[淡路] 舞台裏を見学することで人形浄瑠璃への理解が深まります
―ひょうごフィールドパビリオン 2025年大阪・関西万博に向けたSDGs体験型プログラムを紹介―
淡路人形座は1964(昭和39)年、室町時代から続く淡路人形浄瑠璃の保存・継承を目的に発足し、現在は専用劇場で1日に4回の公演をしています。人気演目の「戎舞」では、上演前にバックステージツアーと人形解説を実施。舞台背景のふすま絵が次々に変わり千畳敷の大広間になっていく大道具返しの実演や、1体の人形を3人で操作する方法の紹介をします。舞台で特に注目してほしいのが、まるで魂が吹き込まれたかのような人形の動きです。首のかしげ方やまばたき、手振りで喜怒哀楽を情緒豊かに表現し、見る者を物語の世界へぐっと引き込みます。
(淡路人形座 吉田徳蔵さん)
・バックステージツアーは撮影自由。人形がずらりと並ぶ舞台袖は人気スポットです。
・国生み神話ゆかりの「戎舞」は淡路人形座の代表的な演目です。
・人形遣いの中でも、頭と右手を動かす「主遣い」は最も技量が求められます。
・淡路人形座名物大道具返しの実演。
・太夫による浄瑠璃本の解説も。
◇後世に傳(つた)える「淡路人形浄瑠璃」
日時:1日4公演(10時~、11時10分~、13時30分~、15時~)※水曜休館
場所:淡路人形浄瑠璃館(南あわじ市福良甲1528-1地先)
料金:一般1,800円、中高生1,300円、小学生1,000円、未就学児無料
※公演の演目はホームページで確認してください。チケットは窓口とホームページで購入できます
問合せ:淡路人形座
【電話】0799-52-0260【FAX】0799-52-3072
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◆2[摂津(神戸・阪神)] 神戸学院大学×神戸紅茶(株) フェアトレードの基準を満たす紅茶を開発
―ひょうごのSDGs 県や県内の企業・団体が進めるサステナブルな活動を紹介―
フェアトレードとは、開発途上国から原材料や製品を適正な価格で購入することにより現地の生産者の生活向上と自立を目指す貿易の仕組みです。しかし、フェアトレードの基準を満たす製品が少ないこともあり、あまり知られていません。認知度を上げるため、神戸学院大学の辻幸恵教授のゼミでは、授業の一環としてオリジナルの紅茶を作ることにしました。原料の茶葉は、神戸紅茶(株)がフェアトレード認証生産者から基準に従って調達したものを対象に3月以降、試飲を重ねて選定。いずれもインド産で、癖のないアッサムをベースにアールグレイをブレンドしました。並行して進めたパッケージデザインも8月に決定し、来年4月には学内で販売予定です。購入することで社会貢献できるフェアトレード製品をぜひ試してほしいです。
(神戸学院大学経営学部辻ゼミナール3年生 塩本聡吾さん)
・コアメンバーの皆さん。資金はクラウドファンディングで募り、9月に目標額を達成しました。
・パッケージは人の目に留まるデザインを心がけ、神戸紅茶(株)のアドバイスも受けながら改良を重ねました。裏面にはフェアトレードについて記した文章も。1個150円。
・茶葉の抽出効率が良いテトラ型のティーバッグを採用。
12月8日(日)に甲南大学岡本キャンパス(神戸市東灘区)で行われる「SDGsマルシェ」で先行販売!
問合せ:神戸学院大学経営学部辻ゼミナール
【電話】078-974-1551(同大学)【FAX】078-974-4102
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