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【地域版】神戸県民センターからのお知らせ

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兵庫県

■現役で活躍中! 暮らしを守り支えてきた神戸の農業・土木遺産
自然と向き合いうまく共生していくための、先人たちの知恵と汗の結晶ともいえる農業や治山の施設群。今もひそやかに私たちの暮らしを支えています。

◆土砂災害の教訓から築かれた摩耶山の治山遺構
六甲山は現在では樹木が茂り、一面緑に覆われていますが、過去たびたび災害に見舞われ、土砂災害も発生していました。特に被害が大きかった1938(昭和13)年の阪神大水害では、神戸市で600人以上が亡くなりました。
この時の災害復旧を機に本格的な治山工事が実施されることとなり、旧摩耶観光ホテルの南斜面では、丁寧な人力仕事による石積みの治山ダムや流路工などの治山施設が施工されました。併せて植栽したカツラやイロハモミジの苗木はすっかり大木に成長しており、治山施設とともに神戸市街地を守り続けています。
詳しくは「六甲山の災害展」検索

◇INTERVIEW
今回紹介した治山遺構近くの旧摩耶観光ホテルを見学するツアーを企画している摩耶山再生の会慈(うつみ)憲一さんに聞きました。

Q どのような思いで活動していますか。
かつて摩耶山は、天上寺への参拝客をはじめ、食事所や宿泊施設などに多くの人が訪れ、にぎわいました。そんな山の歴史を知ってもらうため、摩耶山再生の会では、山道を下りながら歴史の痕跡を紹介する「摩耶山・マヤ遺跡ガイドウォーク」を開催しています。普段は立ち入れない旧摩耶観光ホテルも案内していることから、人気のツアーとなっています。

Q 周辺には古い治山施設がありますね。
過去には山肌が崩れ、大雨のたびに土砂災害が街を襲っていました。80年以上も前に先人が成し遂げた治山施設がその姿を残し、植えた苗木が見事に成長して私たちの生活を守ってくれています。

県では、摩耶山再生の会と連携し治山遺構と摩耶山の魅力を紹介するツアーを計画中です。後日、紙面のインフォメーションなどを通じて案内します。

◆農地を潤し恵みをもたらす淡山疏水
神戸市西区から稲美町にかけて広がる「いなみ野台地」は、青々とした穀倉地帯です。しかし、かつては農業用水の不足により稲作には不向きな土地でした。明治から大正時代にかけて当時の人々は大変な困難の下、神戸市北区の淡河川や山田川から水を引いてきたのです。この水路は淡山疏水(たんざんそすい)と呼ばれ、農地を潤し、130年経過した現在でも、地元の人々の努力により機能を果たしています。そして、疏水とため池が織り成す水のネットワークは、この地域特有の文化的景観を形成していることから社会的に高い評価を受け、「世界かんがい施設遺産」や「日本疏水百選」などに認定・登録されています。
施設を管理している東播用水土地改良区は、淡山疏水の歴史と役割を多くの人々に末永く知ってもらうため、小学生を対象に現地学習会を開催。水利施設や地域農業への関心を高め、将来にわたる淡山疏水応援者の育成・確保に向けて、県もこの活動を応援しています。

◇親子で学ぶ淡山疏水 参加者募集
ダムや農業用水を送るサイフォンなど関連施設をバスで回って見学したり、ブドウの収穫体験をしたりと盛りだくさんの内容です。昼食付き
対象:小学3年生~6年生と保護者
日時:8月20日(火)9時~17時
場所:淡山疏水・東播用水博物館(集合・解散)
定員:15組(抽選)
料金:1組1,000円

申込み・問合せ:7月8日(月)~26日(金)にホームページの参加申込書をファクス、Eメールで東播用水土地改良区へ
【電話】0794-87-0545【FAX】0794-87-0547
詳しくは「東播用水土地改良区」検索

問合せ:
治山遺構 六甲治山事務所工務第1課【電話】078-742-8423【FAX】078-734-6021
淡山疏水 東播用水土地改良区【電話】0794-87-0545【FAX】0794-87-0547

■インフォメーション(イベント等は延期・中止の場合があります)
◆夏休み子ども木工教室参加者募集
木材や道具を使って、椅子やベンチなどを作ります
対象:小学生とその保護者
日時:8月9日(金)13時~15時
場所:ふたば学舎
定員:親子15組(抽選)
料金:1作品500円

申込み・問合せ:7月11日(木)までにホームページ(申し込みフォーム)で県青少年本部神戸事務部へ
【電話】078-647-9091【FAX】078-642-1018
詳しくは「神戸県民センター 木工教室」検索

◆小中学生のための理科教室 参加者募集
「見る、体験する、考える」をテーマに、わくわくするような理科実験や工作の体験教室を開催します
対象:小学校高学年~中学生
日時:8月20日(火)13時30分~15時30分
場所:県立神戸生活創造センター
定員:20人(抽選)
料金:無料

申込み・問合せ:7月18日(木)までにホームページ(申し込みフォーム)で県青少年本部神戸事務部へ
【電話】078-647-9091【FAX】078-642-1018
詳しくは「神戸県民センター 理科教室」検索

◆「中学生のメッセージ2024」募集
未来への希望や学校、社会(地域活動)との関わりなどについての作文を募集
対象:神戸市内に在住・在学の中学生

申込み・問合せ:9月6日(金)までに作文(本人自筆による原本)を県青少年本部神戸事務部へ
【電話】078-647-9091【FAX】078-642-1018
詳しくは「神戸県民センター 中学生のメッセージ」検索

◆夏休み親子落語鑑賞会 参加者募集
生の落語に触れ、その楽しさを親子で体験します
対象:県内在住の小学4年生~高校3年生と保護者の2人1組
日時:8月23日(金)~25日(日)各11時15分~
場所:神戸新開地・喜楽館
定員:各日50組(抽選)
料金:無料

申込み・問合せ:7月31日(水)までに、住所、氏名(2人分)、学校名、学年、電話番号、希望日(第3希望まで)を郵送(はがき)ホームページ(申し込みフォーム)で神戸県民センター産業観光担当〒653-8767神戸市長田区二葉町5-1-32へ
※1組1回限り
【電話】078-647-9089【FAX】078-642-1018
詳しくは「夏休み親子落語鑑賞会」検索

■困ったとき、まずは[さわやか県民相談]へ
【フリーダイヤル】0120-16-7830(なやみゼロ)
【電話】078-360-8511
受付:平日(祝日等を除く)9時~17時30分
フリーダイヤルは携帯電話からはつながりません

■神戸版の問い合わせは神戸県民センター県民躍動室総務防災課へ
〒653-8767 神戸市長田区二葉町5-1-32
【電話】078-647-9071【FAX】078-642-1010
ホームページ「神戸県民センター」検索
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