■富士(ふじ)中学校
「Sustaina Fuji(サステナフジ)」
富士中学校は、平成3年に狭間(はさま)中学校から分離新設され、フラワータウン2番目の中学校として開校。生徒数282人でスタートした。
今回は「Sustaina Fuji」に取り組む生徒会の皆さんに富士中学校の自慢を聞いた。
▽学校全体で取り組んだ「SDGs目標からのテーマ」
富士中学校のスローガンは、持続可能な学校・地域づくりを目指す「Sustaina Fuji」。毎月、SDGsにある17の目標からテーマを決めて、全校生徒で取り組んでいます。
4月は、目標6「安全な水とトイレを世界中に」でした。水を無駄使いしないように、蛇口の確認や、掃除ではバケツを使って雑巾を洗い、汚れた箇所はできるだけ水を使わずにふき取るように心がけました。さらに、5月のテーマは目標2「飢餓をゼロに」で、給食の残食ゼロに取り組みました。
最初は、生徒全員に活動が浸透するか不安でしたが、毎月のテーマを達成するとハンコを押すというスタンプラリー形式で見える化を図った結果、学校全体でSDGsの意識が広まり、生徒同士で自然とSDGsという言葉が飛び交うようになりました。
▽地域でも活躍!富士中生徒会
8月26日に開催された「弥生ふるさとまつり」では、まちづくり協議会から依頼があり、生徒会でまつりの司会とダンスの披露、クイズを担当することに。
ダンスは流行りのダンス動画を参考にして振り付けし、クイズは三田市にまつわる問題を考えました。学校終わりに生徒会で話し合ったり、夏休みに集まったりして、まつりに向けて準備を進めました。
大きい舞台で、いろんな世代の人たちがいる前で司会をするのは初めての経験だったので、とても緊張しましたが、ゆっくりハキハキしゃべるように心がけました。
▽これからも持続可能な学校・地域づくりを
今年度から始まった「Sustaina Fuji」。最初はカタチになるか不安でしたが、今では全校生徒が積極的に取り組む活動に。
次の学年にも引き継ぎ、富士中学校の伝統として残していってほしいです。
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