■出汁から作る 具だくさん味噌汁
1人分エネルギー:約97kcal・食塩相当量…0.9g・調理時間…約30分(昆布を浸ける時間は除く)
※日本食品標準成分表2020年版(八訂)を基に計算
◇材料(大人2人分)
水…2カップ(400ml)
昆布(乾いた布で表面を拭く)…3g(6cm角)
かつお節…6g
さつまいも(いちょう切り)…中1/3本(70g)
にんじん(いちょう切り)…中1/4本(40g)
生しいたけ(薄切り)…2個
油あげ(短冊切り)…1/2枚
青ねぎ(小口切り)…1本
味噌…小さじ2
◇つくり方
(1)昆布は水2カップを入れた鍋に30分浸ける
(2)(1)の鍋を弱火にかけ、沸とう直前に昆布を取り出し、かつお節を加える
(3)沸とうすれば火を消し、かつお節が鍋底に沈んでから、ざるでこす(だし汁)
(4)鍋に(3)のだし汁を入れ、さつまいもとにんじんを加えて中火で煮る
(5)野菜がやわらかくなってきたら、しいたけ、油あげを加えて火を通す
(6)味噌を溶き入れる
(7)お椀に盛り、ねぎを散らす
■ライフステージに応じたみんなの食育!
ライフステージごとの特徴に合わせた食育のポイントを紹介していきます。(7回目)
◇乳幼児期は、味覚を育てましょう
乳幼児期は特に味覚が発達する時期で、いろいろな食品に親しみながら味覚を育むことが大切です。離乳食は味つけをしないことから始まるように、子どもの食事は薄味が基本です。新鮮な食材を使い、素材がもつ本来の味を活かして味覚を育てます。
しかし薄味を心がけていても、成長するにつれて濃い味を好むようになるなど、子どもの食に関する悩みを持つ人は少なくありません。
薄味でも美味しくするためのポイントの1つに、だしの活用があります。昆布やかつお節、煮干しなどには、うま味成分が含まれているので、これらのだしを料理に使うと薄味でも美味しく感じます。これは、子どもだけでなく、大人の食事においても、だしを使うことは減塩につながるのでおすすめです。
今月は、かつお節と昆布の合わせだしを使った味噌汁を紹介します。かつお節と昆布のように、うま味成分を持つ食材を組み合わせると、相乗効果でうま味が強くなり美味しく感じられます。食材を小さめに切り、噛み切れない食材は除き、味付けを薄くするなどして食べやすくすれば、乳幼児の食事も大人の食事から取り分けて作ることができます。
問合せ:健康課(健康センターミルネ内)
【電話】88-5750
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