若いうちから歯を健康に保つことで、将来的に虫歯や歯周病を防ぐことができます。
定期的なケアや適切な歯磨きの習慣を身につけ、健康な歯を維持しましょう。
◆健康な歯の人は増えています
80歳で20本の歯を保つことをめざす「8020運動」が始まった平成元年頃は、達成者が10%程度でした。しかし、令和4年度の調査では、8020の達成者が50%を超え、健康な歯を持つ人が増えています。
・8020達成者
◆50歳を過ぎると歯の喪失は加速
歯の喪失は40歳代から始まり、年齢とともに増加し、50・60歳代になると歯の喪失は加速します。歯を失った人を調べると、成人になってからの予防や治療が充分にされていないことが原因となっており、むし歯や歯周病で、歯を失っていることが分かっています。
・年齢別20本以上歯を維持する人(令和4年度調査)
出典:厚生労働省「令和4年歯科疾患実態調査」
◆タバコで歯周病が10年早く進行します
日本ヘルスケア歯科学会の実態調査では、タバコを吸っている人は、吸わない人よりも歯周病の進行が10年速くなります。歯周病を予防するためには、タバコをやめることがいちばんの近道です。近年増えてきた、加熱式タバコも同じです。
◆歯周病は歯を失う怖い病気
歯周病を予防するには、セルフケアだけでなく歯周病の早期発見が重要です。早く異常が分かれば、早く治療ができます。そのためには、歯科医院で定期的に検診を受けることが大切です。
町は、特定健診で歯科医師による歯科検診を行っています。体の健康チェックと同時に、歯周検診を受けて、口の健康管理に役立ててください。
問い合わせ:健康福祉課
【電話】82-0661
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