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ふれあい

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兵庫県多可町

■住民学習会を終えて
いよいよ年度末の3月が始まります。今回は令和5年度の住民学習会を振り返りたいと思います。
今年度は、7月から12月にかけて、多可町62集落すべてで実施されました。まず実施にあたって、ご尽力いただいた各集落の区長、人権啓発推進委員の皆さんに深く感謝を申し上げます。
内容としては、LGBT(性的少数者)や外国人、発達障害等の見えにくい人権侵害を扱ったDVDの視聴をはじめ、日常の家庭での思い込みや偏見、ネットでの誹謗中傷を扱った内容について研修しました。中には、人権落語や町外研修を実施された集落もありました。また、認知症サポーター養成講座では、高齢者の認知症への対応を学びました。
多様性が尊重される現代において、さまざまな人権問題が浮き彫りになり、学習内容も幅広くなりつつありますが、忘れてはならないのは部落(同和)問題についての研修です。学習会では、最初に、多可町の部落差別解消推進条例や町民の部落(同和)問題に関する意識についての説明、また本人通知制度への加入もお願いしました。
学習会に参加された皆さんの感想を少し紹介します。
・思い込みで非難するようなことを言っていたかも。今後、適当なことを言わずに、向き合うことの大切さがわかりました。
・知らない間に自分自身も加害者や被害者になる危険性があると思った。
・いじめと部落差別、どちらも根本は同じであり、する側が自らの心の弱さに気づき、正しいことを理解する大切さを改めて共有できました。
・自分の普通が必ずしも相手の普通に当てはまらないことに気づいた。
・村の戸数も年々減少し、高齢の一人暮らしや夫婦世帯がほとんどですが、最近若い人の移住もあり、うれしい限りです。村の生活も、お互い笑顔で挨拶でき、気軽に声かけができる村でありたいです。 など
少しでも多くの皆さんが人権問題について理解を深められるよう、次年度も住民学習会への参加をよろしくお願いします。

問合先:人権啓発推進室
【電話】32-1389

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