■SNS見逃せない危険性
SNSは、若者を中心に、多くの人にとって今やなくてはならないサービスの一つとなっています。
SNSはソーシャル・ネットワーキング・サービスの略称で、本来は、人と広く交流し、人生を豊かにしていくものとして開発されたといいます。
インターネットを通じて、情報を発信したりコミュニケーションを楽しむのが魅力で、あたたかい交流を続けるなど広く利用されています。人は人とつながることを求めているものです。
しかし、物事には表と裏があるように、SNSも多くのメリットとデメリットがあります。
開発者が頭に描いていた活用よりはるかに広く、また同時に、多くの問題点を含むものとなり、炎上やトラブルの温床になるなど様々な危険性も潜んでいます。
SNSを通じて子どもたちが事件や犯罪に巻き込まれた例も多くあります。また、地震などの災害時や、事件・事故の発生時など、SNSを通じたさまざまな嘘が拡散されて世間を混乱させました。SNSを介した消費者トラブル例も紹介されていました。
投稿をバズらせるために、過激な表現や偏見・差別を助長する発信も多く見られます。良識に欠けた発信や悪質な不適切情報は、瞬く間に拡散され、すぐに炎上してはね返ってくる時代です。
一度投稿した情報が未来にまで自分や他者に影響を与える恐れがあります。
傍からみれば明らかに不用意な投稿でも、自分では意外と気付かないものです。また、匿名での投稿は相手の背景がみえないため、自制心を欠いて悪意ある発言など気軽に投稿してしまいがちです。
身元がバレないと思って、他人を誹謗中傷する匿名投稿で被害者に精神的な苦痛を与えたり、法的な問題に発展したりするケースも多いです。注意が必要なリスクも潜み、トラブルが絶えません。
SNSを使う際には、情報発信に注意し、他人のプライバシーや人権を尊重するなど、配慮ある行動や正しい情報管理を心がけることが重要です。
問合先:人権啓発推進室
【電話】32-1389
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