文字サイズ
自治体の皆さまへ

ふれあい

37/58

兵庫県多可町

■「夏は暑い」は当たり前?
いよいよ8月が始まります。例年にも増して暑い日が続きますが、元気でおすごしでしょうか。
ここで突然ですが質問です。そう思うなら○、そう思わないなら×で答えてください。
(1)夏は暑い
(2)日傘は女性がさす
(3)高齢者はパソコンが苦手
いくつ○がつきましたか。そうです、これらが最近よく言われるアンコンシャスバイアス(無意識の偏見、思い込み)の自己診断のための質問例です。
○が多いのでダメということではありません。統計をとれば、夏は暑いし、日傘をさすのは女性が多いし、パソコンが苦手な高齢者は、若者に比べて多い傾向にあると思われます。ただ、問題はその認識を無条件に当てはめるクセをつけている場合、自分自身や周りにとって要注意です。
身近な例でいえば、職場で
(1)定時で帰る人はやる気が無い
(2)高齢者は頭が堅く、多様な働き方への融通が利かない
などの思い込みが個人に向けられると、それが個人全体を否定することにつながったりします。
反対に、有名大学出身、大企業勤務、英語が堪能だったりすると、できる人という印象を持ってしまいます。このように一部の特徴だけで全体の要素を決めつけてしまう心理効果を「ハロー効果」と言います。
これらの現象は、自分自身を正当化したり、安心させたい人間の本能に基づくものだそうです。ある意味仕方のないことだと割り切りましょう。
ただその上で、価値が多様化しつつある現代では、悪意のない思い込みで、知らないうちに人を傷つけていることもあると認識し、そうならないために、「今まではそうだったかもしれないけど、そうとは限らないよね」と自分自身への問いかけを忘れないようにしましょう。

問合先:人権啓発推進室
【電話】32-1389

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU