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特集 SDGsの取り組みPICKUP (株)ソーイング竹内/足立織物(株)(2)

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兵庫県多可町

■R6.4 ひょうご産業SDGs認証 ゴールドステージ認証 足立織物株式会社
足立織物は1950年に創業し、来年で75周年を迎えます。商品の約8割が防災用品の製造販売で、独自の技術で真空パックした非常用防災毛布や下着、衛生用品などを取り扱っています。
また、使用済みや保管期限切れ毛布のリパックや、廃棄毛布をアップサイクルする取り組みを実施。
経営理念である「自尊他尊」をはじめ、SDGsロードマップを作成し、商品・製造環境・ものづくりを支えるメンバーの持続可能性を目標に、事業活動を推進しています。

◆広報からのヒトコト
玄関を開けると、皆さん笑顔でこちらにむかって挨拶をしてくれました。仕事中も社員同士で相談したり笑い合ったり。とても仲のいい雰囲気が伝わってきました。

◆田舎だからこそ、パワフルに。
「圧倒的に女性が多い会社です。みんなすごく仲が良いし、仕事がしやすい。お客さんから、雰囲気がいいね、とよく言われます。」
従業員26人中22人が女性だという足立織物。女性が働きやすい環境作りにも取り組んでいます。
「荷物の積み降ろしは大変ですが、サイズを小さくしたり、取っ手をつけて持ち運びやすくする工夫をしています。大きな物は男性職員にお願いしますが、女性も負けず劣らず、どんどん筋肉がついて鍛えられています(笑)」
足立織物は、「ひょうご産業SDGs認証事業」で最上位のゴールドステージを取得しました。
「認証取得のために何かをした訳ではなく、日々の取り組みが当てはまりました。女性が多い以外にも、太陽光発電の導入や地域の清掃活動、能登半島地震の際に被災地へ防災用品の寄付もしました。多可町や近隣市町とも災害協定を結んでいます。こうした取り組みがゴールドに認証された要因だと思います。」
持続可能な会社であるために、独自のSDGsロードマップを作成し、一丸となってゴールを目指しています。
「『多可町で働ける会社』として足立織物があることが大事だと思っています。『多可町は働く場所がない』とよく言われますが、実際は多くの会社が働き手を求めています。皆さんに地元の会社を知って欲しい。都会の会社のほうが技術面などで進んでると思われがちですが、多可町も意外とすごいことやってます。田舎だからこそパワフルに生み出す力があるんだと知って欲しいです。」

◆Pick up 足立織物 SDGs ROAD MAP
2022年

2030年

・健康に働ける環境の整備
・資格取得を応援する体制
・女性も活躍できる体制づくり

・健康に働く環境を発案できる組織
・作業の効率化・作業負担平準化・重量物の負担軽減
・育児・介護中等、多様な状況に対応できる採用活動
「大石さんは会社の支援でフォークリフトの資格を取得。操作する姿はすごくかっこいい!」

・再生可能エネルギーの導入
・リラックスできる職場
・独自技術の研鑽
・就労継続支援事業所との連携

・電気の再生可能エネルギー使用率100%
・仕事と育児・介護の両立を支援
・環境負荷削減と品質の両立追求
・地域支援活動の推進
「検品をしながら箱詰め。スピーディかつ丁寧なプロの技に見入ってしまいます。」
「事務所は清潔感に溢れ、内装や家具もおしゃれ!」

・製品のリサイクル・廃棄削減
・廃棄物削減、毛布リパック
・環境負荷削減印刷インク・紙製ファイル導入

・持続可能な製造技術開発
・気候変動対策の知識獲得
・自然・再生エネルギーの利用
・環境保全製品の企画開発
「製品をリサイクルして、生まれ変わった座布団。事務所で使用されていました。」

・自然災害対策の連携強化

・パートナーシップの継続発展
国・地方自治体・地元企業・地域と協同して自然災害被害の極小化
令和2年6月、多可町と「災害時における支援協力に関する協定」を結びました

※詳しくは、本紙をご覧ください。

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