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町長室からこんにちは

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兵庫県多可町

多可町長 吉田 一四

■想定外を想定する
9月1日は防災の日です。
多可町においても、9月8日に多可町防災訓練を予定しています。災害への備えは、1日や2日でできることではなく、日々の暮らしの中で継続することが大切です。一人一人の意識が、地域防災力を高めることにつながります。
この機会に、防災意識を再確認し、命を守る備えをしっかりとしていただきたいと思います。
地域の災害対策の重要な施策として、河川改修や雨水排水等の土木事業の整備も着実に、そして計画的に進めていく必要があります。兵庫県加東土木事務所には、杉原川や思い出川の堆積土砂の撤去作業を積極的に進めていただいています。
多可町においても、中区の公共下水道事業により、雨水排水施設の整備が長年実施されてきました。下水設備は地下にあり目立ちませんが、鍛冶屋から岸上の「ぽっぽの道」の下には、直径1.8mのパイプが布設されています。
また、ベルディホールから安坂西の交差点を経て森本北の交差点、そして町道東線から中町南小学校前の杉原川まで、都市計画道路の下に大きなトンネルが埋められています。
これらは、この地域に降った雨を一刻も早く流下させて、地域の冠水を防ぐための雨水排水施設です。
これまでの災害級の雨量でも被害が少なかったのは、この施設の働きがあったからだと言えます。
道路にあるマンホールを注意深く見ていると、「うすい」と書かれてたものがあります。その下には、皆さんの想像を超えた大きなトンネルが日夜仕事をしています。
しかし、どのように整備を進めても、雨の量には限りが有りません。「想定外」が起こることを想定することが大切なのです。
もしもの時は、町やメディアからの情報を充分取り入れ、積極的に避難行動を取ることが重要です。避難訓練への積極的な参加と、日頃からの災害への備えを重ねてお願いいたします。

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