※一部抜粋
■聖徳太子1400年プロジェクト事業
307万5,560円
聖徳太子没後1400年を記念した聖徳太子シンポジウムを開催し、講演会、パネルディスカッションおよび展示などを通して、まちの魅力を発信しました。
■太子町お店応援商品券事業
2億7,039万6,712円
新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んだ地域経済を活性化させ、事業者や家計を支援するため、町内の事業所で使用できる商品券を配付しました。
■出産・子育て準備金事業
2,829万5,686円
安心して出産・子育てできる環境を整えるため、妊娠時と出産時に1件あたり5万円を支給しました。
■小中学校特別教室等空調設備整備事業
2億1,158万600円
感染症予防や熱中症対策をしつつ、快適な教育環境が確保できるよう、小学校・中学校の特別教室に空調設備を設置しました。
■太田学童保育園施設整備事業
7,955万5,053円
保育室不足に対応するため、太田幼稚園北園舎を解体し、2階建てのプレハブ建物を設置しました。
○監査委員の意見
村瀬敏紀・桑名幸夫両監査委員から審査意見の報告がありました。その概要をお知らせします。
○審査結果
一般会計、4特別会計および2企業会計の歳入歳出決算を審査した結果、各決算書・付属書類の計数が正確であることを確認した。
○総括意見
急速に進展する少子高齢化、人口減少など中長期的な課題に加え、長引く新型コロナウイルス感染症、激甚化・頻発化する自然災害、ロシアのウクライナ侵攻に伴う景気後退への懸念などから、地域社会は多くの困難な課題に直面している。
状況の変化を的確に捉え、機知に富んだ財政運営の推進と行政サービスの一層の工夫が求められている。限られた財源の中で、最大の効果をあげることを常に念頭に置き、適正な事業の執行が不可欠である。リスク管理に基づく組織のガバナンス強化と情報共有、職員一人ひとりが、町民の真のニーズを理解する想像力を磨き、自らの仕事に対する誇りと変化を恐れずチャレンジし続ける勇気と情熱を持ち、緊急性、必要性、経済性および有効性などに十分配慮して事業の見直し・選択を行いながら、効率的かつ効果的に執行することにより、持続可能な町政の運営と町民福祉の増進に一層努力されることを望む。
○一般会計
歳入は130億2千7百万円(前年比8億5千4百万円減)、歳出が126億9千5百万円(前年比6億1千4百万円減)とそれぞれ減少した。歳入は町税などの自主財源が1億3百万円減少し、国庫支出金などの依存財源が7億5千万円減少した。
今年度の実質収支は2億9千6百万円(前年比2億6百万円減)の黒字であり、実質単年度収支は4千9百万円の黒字を確保した。また、財政健全化判断比率の指標である実質公債費比率は悪化したが、将来負担比率は改善した。しかし、今後、こども関連施策の動向や高齢化の進展などによる社会保障関係経費の増加や公共施設・インフラの老朽化対策、エネルギー・物価高騰などが生活や経済に与える影響にも留意して、収支均衡による健全財政の維持に努めていく必要がある。
○特別会計
国民健康保険特別会計は、特定健診受診率の向上などを通じて医療費の抑制につなげるとともに、税の公平性と歳入確保のため、税務課と協力して収納率向上に引き続き努力されたい。
○水道事業会計
水道事業は、営業利益の黒字化と中長期の安定した水道事業経営を実現するために、浄水施設の統廃合と水道料金の適正化を検討していただきたい。また、併せて老朽化施設の計画的更新や災害時の水の確保など、ライフラインとして安全で良質な水の安定供給をお願いしたい。
○下水道事業会計
下水道事業は、今後も異常気象に伴う雨水浸水対策や下水道管の老朽化対策、流域維持管理経費の増加などが見込まれる。下水道施設(雨水含む)は、災害発生時にもその機能が停止できない重要なライフラインであることを踏まえ、経費節減に努めつつ、料金値上げを含めて安定的かつ継続的な下水道サービスの提供を実現していただきたい。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>