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自治体の皆さまへ

~持続可能なまちづくりに向けて~まちづくりの集いを開催(1)

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兵庫県太子町

9月12日(木)、13日(金)、19日(木)、20日(金)の4日間にわたり、各小学校区を対象に「まちづくりの集い」を開催しました。
昨年度から取組を進めている行財政改革について、町では令和6年3月に「行財政改革推進プラン」を策定していますが、今年度はその前半期間のまとめの年であることから、これまでの取組状況とこれからの事業予定について、各地域の代表(自治会長、PTA連絡協議会)に報告と意見交換をさせていただきました。
参加いただいた皆さんより、事業への質問や課題の提示、提案など、さまざまなご意見をいただき、情報共有を図ることができました。
一部ではありますが、町民の皆さんにその内容をご紹介します。

◆斑鳩地区(9月12日(木))
意見:斑鳩地区は農村部と住宅地との格差があると思いますが、市街化調整区域の緩和により、住宅が建てられるように考えてもらえれば嬉しいです。
答:現在、阿曽地区において、特別指定区域制度を使い、地元のまちづくり協議会が新規居住可能なエリア指定を行い、民間による開発が行われています。
市街化調整区域で新規居住者区域を設定する方法として、地域と町が協働でエリア設定を行い、県の特別指定区域制度を活用して、新規居住者区域を設定することができます。
また、町として守るべき農村風景や環境は守り、活用できる土地については用途変更などにより活用できるよう、土地利用を考えています。
あすかホール西側に都市計画道路龍野線という新しい道路ができる箇所について、隣接した土地の用途を見直す予定にしています。現段階では住居地域となっており、住宅地として利用するのが一般的ですが、買い物ができる施設を誘致すべく、用途地域の見直しを考えています。

意見:斑鳩幼稚園の今後の在り方について、以前と比べて子どもが減っているように感じます。今後も幼稚園として成り立っていくのか不安に感じています。
答:斑鳩幼稚園について、今年から3歳児を受け入れていること、朝の預かり保育の時間を30分延長したことなどにより、今年度の園児数は微増しています。
一方で、幼稚園に通う子どもの数は全国的に減っていますが、太子町では今のところ現状どおりの幼稚園教育を続けていく予定です。状況を見ながら、統合なども視野に入れ、研究していく必要があると考えています。

意見:斑鳩寺や和らぎ広場について、YouTubeで発信したりするなど、明るいイメージでPRしていけたら良いのではないかと思います。
答:宮本公園に寄贈された宮本武蔵の銅像と併せて、斑鳩寺についてもSNSなどにより情報発信を行っていきます。
また、毎年、観光協会が企画しているバスツアーについても、情報発信を行っていきます。

意見:子どもたちが将来、太子町に戻ってこようと思えるように、太子町の歴史を学校で教え、郷土愛を醸成すべきではないかと思います。
答:各小学校で「わたしたちの太子町」という副読本を使用した授業を3・4年生で行っています。
また、今年は斑鳩小学校150周年記念事業を行い、地域の皆さんにもお世話になり、子どもたちは地域との繋がりを大切に感じていると思います。
ふるさと教育については、小学校や中学校でも、今後も力を入れていきたいと考えています。

◆石海地区(9月13日(金))
意見:JR山陽本線線路南側の石海南地区には各種店舗がほとんどなく、車に乗れない高齢者世帯の人が不便を感じられています。高齢になると免許の返納や車を手放すことも出てくるため、沖代・米田地区の事業推進に非常に期待をしています。
答:沖代・米田地区につきましては、都市計画道路揖保線の整備事業を県が行っていて、当該地域は市街化調整区域ですが、令和3年頃から企業誘致に向けて、地域や兵庫県と協議を行っています。
現在、このエリアでは官民連携のもと、民間活力を生かした土地開発を進めていこうと考えていて、商業施設の誘致と、産業用地を設置し企業を誘致することを考えています。沖代・米田地区でそれぞれまちづくり協議会を創設し、今年度は事業化検討パートナーというものを決定すべく事業を進めています。

意見:日本全体が人口減少傾向にあり、太子町においても人口が減少することはやむを得ませんが、一方で太子町は非常に住みよい町だと思います。
JRや高速道路、自動車専用道路にしても便利ですし、災害は少なく、治安面も非常に良く、住みやすいところですので、人口減少の速度を少しでも緩やかにすべく、町の規模に応じた人口減少対策を行っていただき、できるだけ減少速度を緩やかにし、元気なまち太子町を継続することが大切であると思います。
答:まちづくりの観点でいいますと、糸井地区の県道付近は近隣商業地域というエリアですが、新しい道路の整備に伴い、近隣商業地域を拡大していこうと考えています。
今回の道路整備を受け、交通事情も大幅に変化しますので、道路整備に即した用途変更により商業施設や住宅などの適切な配置を進め、太子町の玄関口にふさわしい、魅力的な都市空間を創出し、若い人に太子町に住みたいと思っていただけるよう、町としても事業を進めていきます。

意見:長金陸橋の廃橋について、石海小学校には跨線橋を利用して通学している子どもが多くいます。長金陸橋がなくなった場合に、安全に配慮した通学路の設定を、警察や地域の人と協議の上、事業を進められていることが説明により確認できて良かったです。
答:当町の規模の自治体で3つの跨線橋を維持していくことは、非常に困難であると判断し、糸井高田橋の完成をもって長金陸橋の廃橋を進めています。
通学路に関しては、地域の意見を極力反映した整備を進めていきますので、PTAの皆さまもご協力をお願いたします。

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