11月は児童虐待防止月間です。周囲の大人が気づき、行動を起こすことでこどもたちの命と未来を救うことができます。「虐待かも」と思ったら、迷わず関係機関に連絡を。
■児童虐待はあなたの身近にも…
児童虐待は全国的に増加傾向にあり、市内でも相談が増えています(下図)。また、叩くなどの「暴力」だけが児童虐待ではありません。大きくは下の4つに分類されますが、同時に起きていることもあります。
▽図 児童虐待の相談件数
※相談受付件数(全国)は、全国の児童相談所で相談を受け付け、対応した件数
※相談件数(市内)は相談があった延べ件数
◆児童虐待の種類
○身体的虐待
・殴る、蹴る、叩く
・一室に拘束する
・戸外へ締め出す
○ネグレクト
・食事を与えない
・不潔にする
・夜間、こどもだけにする
○心理的虐待
・言葉による脅し、無視
・きょうだい間での差別的な扱い
・こどもの前で夫婦喧嘩をする
○性的虐待
・こどもへの性的行為
・性器、性的行為をこどもに見せる
◆見逃さないで虐待の兆候
こどもの虐待は隠されていることがほとんどです。虐待の防止には周囲の見守りと気づきが大切です。
■迷わず通報・相談を
・通報者の情報は秘匿されます(匿名OK)
・通報者に責任や罰則はありません
▽児童虐待24時間ホットライン
【電話】079-294-9119(24時間・365日)
姫路こども家庭センター(児童相談所)につながります。関係機関と連携し、慎重に調査されます。
▽宍粟市家庭児童相談室(こども家庭支援センター内)
【電話】63-1950(平日 8時30分~17時15分)
市役所北庁舎の「こども家庭支援センター」内にある相談窓口です。児童虐待を見たり聞いたりしたとき、判断に迷ったときはまずは一報を入れましょう。
▽宍粟警察署
【電話】62-0110(24時間)
こどもの命にかかわる緊急性の高い場合は早急に保護する必要があるため、警察に通報しましょう。
●こどものことで悩んだら「宍粟市こども家庭支援センター」へ
宍粟市こども家庭支援センターでは、妊産婦とその家族が安心安全に生活できるよう妊娠から出産・子育てまで切れ目なくサポートしています。出産や育児の不安、こどもの発達や生活習慣など、こどもに関する悩みを専門のスタッフに相談できます。
問合せ:
子育て支援課【電話】63-3176(出産・育児の支援)
家庭児童相談室【電話】63-1950(子育て・生活習慣など)
保健福祉課【電話】62-1000(母子の健康・発達)
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