■危険業務従事者叙勲 波賀町の坂口さんが受章
○消防功労 瑞宝双光章
元西はりま消防組合 消防司令長 坂口 忠男(さかぐち ただお)さん(波賀町)
昭和53年に旧宍粟広域消防事務組合消防本部に入庁し、42年間職務を全う。災害現場で指揮をとるなど消防、救急業務に尽力。
■投資詐欺から客守る 銀行員に宍粟署が感謝状
SNSを悪用した詐欺被害を未然に防いだとして、宍粟警察署はみなと銀行山崎支店の山田紀香さんと髙田英里さんに署長感謝状を贈りました。
2人は9月に同支店を訪れた70代の男性がLINEアプリで勧められた投資先へ振り込もうとするのを思いとどまるよう説得。同署に通報し事なきを得ました。贈呈式で2人は「詐欺かどうかの判断は難しいが被害を防げてよかった」と話しました。
■農業の甲子園に出場 山崎高校の埴岡さんが市長を表敬
農業高校の甲子園と呼ばれる「第75回日本学校農業クラブ全国大会」に兵庫県代表として出場する山崎高校森と食科3年の埴岡天翔(はにおかそらと)さんが10月9日、市長を表敬訪問しました。
出場するのは農業鑑定競技会の森林分野で、植物や木材などに関する問題を1問あたり約20秒で解き、40問の正答数を競います。埴岡さんは今年7月に開催された県大会で最優秀賞を受賞し、全国への切符を手にしました。自宅で過去に出題された問題を解いたり、友達と問題を出し合ったりして練習を重ねたという埴岡さん。「全国大会でも最優秀賞を獲得する」と健闘を誓いました。
■市内に新たな風!林業女子会が発足 メンバーが市長と意見交換
宍粟市内で林業やその関連産業で働く女性の有志が、女性林業者のネットワークづくりめざし「林業女子会」を立ち上げました。メンバーの女性らは日ごろ、山に入って立木を伐採したり、大型トラックで木材を運搬したりするなど、それぞれが勤務する林業事業体などで幅広く活躍しています。
10月7日、同会のメンバー8人が市役所で福元市長と森林保全などについて意見を交わしました。市長は「行政と力を合わせ女性が働きやすい職場づくりをしよう」と話し、同会の長田唯香さんは「女性目線で意見を出し合い、女性が働きやすい林業職場にしていきたい」と意気込みました。
■市展 受賞者決まる
「第20回宍粟市美術展」の授賞式が11月4日に開かれ、5部門で45人が受賞したほか、来場者の投票で決まる人気大賞が決定しました。
(1)市長賞(一席) (2)議会議長賞(二席) (3)人気大賞の受賞者は次のとおり(敬称略)。 ※詳しくは本紙をご覧ください。
ほか入賞者は市公式サイトで。
■宍粟の自然とアクティビティを体感 「SEA TO SUMMIT」県内初開催
海や湖から山の頂までを人の力で移動しながら自然の大切さを体感する環境スポーツイベント「SEA TO SUMMIT」(シートゥーサミット)が兵庫県内で初めて宍粟市で開催されました。
県内外から230人が参加し、カヤックで音水湖をスタートした後、自転車で国道29号から氷ノ山登山口までの林道を走行。登山口からは徒歩で氷ノ山三ノ丸まで登頂し、宍粟の豊かな自然と触れあいながらアウトドアアクティビティを堪能しました。
大阪府から参加した20代の男性は「自転車で林道を走るのは大変だったけど楽しかった。音水湖もカヌーにとてもいい環境。また来たい」と話しました。
■国スポ カヌー2種目で準優勝 伊和高3年の梅原さん「力出し切った」
伊和高校3年の梅原歌月(かづき)さんが10月に佐賀県で開催された「第78回国民スポーツ大会」カヌースプリント競技のカヤックシングル500メートルと200メートルの2種目に出場し、いずれも準優勝を果たしました。
夏の全国大会で入賞した500メートルでは、経験を生かし体力を温存しながら決勝へ進み2位に。夏は決勝を逃し自信がなかったという200メートルの決勝では、スタートダッシュがきまって公式戦の自己ベストを更新し、1位と僅差の2位と大躍進しました。
大会後の10月31日、結果報告に市役所を訪れた梅原さんは「自分の力を出し切った。今後は国際大会にも出場したい」と意気込みます。
■波賀元気ネット 林鉄復活めざし総延長678メートルの軌道完成
波賀町の住民団体「波賀元気づくりネットワーク協議会」が波賀森林鉄道の復活をめざし進めてきた軌道延伸工事が10月26日に完成しました。
昨年8月にフォレストステーション波賀で108メートルの周回軌道を整備した同協議会は、この春から軌道を570メートル延伸する工事に着手。26日、地域内外から集まった子どもたちと最後のレールをつなげ総延長678メートルの軌道を完成させました。
同日に行われた完成式典では機関車を走らせ、地域住民や関係者らと歴史的瞬間を共有しました。式典の後、同協議会の松本貞人会長は「来春からの運行をめざし安全に運行できる体制を整えたい」と力を込めました。
■波賀八幡神社で2年ぶり「お旅」の行列
波賀町安賀の波賀八幡神社で10月20日、秋の大祭が開かれ、同神社のご神体を納めた神輿の行列が地域を練り歩く「お旅」が行われました。
「お旅」は毎年元日にくじを引いて行うかが決まり、実施は2年ぶり。太刀や鉾など祭礼道具をもった人のほか、「一ツ物」と呼ばれる馬に乗った少年や神子をつとめる少女など75役の人が列をなし、神社から約500メートル離れた御旅所までを往復。一ツ物と6人の神子は地に足をつけてはならないとされ、少女神子らは手押し車や大人の背に乗り移動しました。役目を終えた少女らは「恥ずかしかったけど、行列で移動するのは楽しかった」と笑顔でした。
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