■Interview 避難支援組織にお話を伺いました
◇地域で日頃から交流することが大切
平時は、マンション内で構成する自主防災組織により、要援護者への訪問や個別避難計画の策定などを関係機関と連携しながら進めています。
個別訪問を始めて5年ほど経ちますが、年に1度顔を合わせて防災の話をすることで、お互いの関係づくりにつながっていると感じています。
また、狭いコミュニティでのイベントがご近所付き合いのきっかけになると思い、マンション内では「いきいき百歳体操」や「防災サロン」などを開催しています。参加者からは「毎回楽しみにしている」「住民同士の交流の場になっている」などの声が寄せられています。
有事の際は地域での支え合いが大切だと思います。日頃から積極的に地域で交流し、要援護者の皆さんは周囲の人へ頼ることを遠慮しないでほしいです。
ラ・ビスタ宝塚ウエストウイング
管理組合・防災委員会
西岡さん
◇お互いさまの支え合い
地区ごとに割り当てられた民生委員のネットワークは、制度内容とマッチしていることもあり、2017年から避難支援組織として活動しています。
昨年度末には、地震発生後の見回りや電話での安否確認と市への情報伝達の方法を再確認するために、市と社会福祉協議会と連携し、地域合同安否確認訓練を行うなど、定期的に防災の意識づくりを行っています。
要援護者への訪問を行う中で「心強い」「頼りにしている」など嬉しいお言葉をいただく一方、災害時に孤立することへの不安を口にする人もいます。私たちは親身にお話をお聞きしますので、遠慮なく頼ってくださいね。
また、地域での支え合いも大切です。皆さんも、要援護者の人から支援してほしいと相談を受けた際は、気負いすぎず、できる範囲で構いませんので、ぜひ引き受けてもらえると嬉しいです。
民生委員・児童委員連合会
長岡さん、平原さん、西田さん、小島さん
■地域福祉課より
災害時には自分自身で身を守る「自助」が基本です。いざという時に慌てないために、備蓄や防災用品の準備とともに、自分の地域の災害リスクを把握し、地域で助け合うコミュニティを作ることが大切です。
◇避難支援組織への登録にご協力を
現在、市内で避難支援組織は55団体ありますが、まだまだ少ない状況です。もしもの時、要援護者の避難支援ができなかったからといって、責任は問われません。少しでも興味を持った団体は、地域福祉課までお問い合わせください。
問合せ:地域福祉課
【電話】77・0653【FAX】71・1355
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