今月の担当は…予防歯科センター
■フッ素入り歯磨き剤を上手に使おう
フッ素入りの歯磨き剤で歯磨きや歯科検診などで定期的にむし歯を予防しましょう
むし歯予防に役立つフッ素は、(1)むし歯菌が作る酸で歯が溶かされないように強化する(2)溶けてしまった歯の表面を修復する(3)むし歯菌の活動を弱めるなどの働きがあり、私たちの歯や骨を作るための必須ミネラルとして、多くの食品に含まれています。
フッ素入り歯磨き剤は、泡タイプやジェルタイプなど製品により使い方が変わります。多く使っても効果が高まるわけではないため、用法・用量は守りましょう。
《使用方法》
3~5歳は、フッ素濃度が500~1,000ppmのものを小豆大程度。歯の生え始め~2歳くらいは、米粒大程度の量を目安に使用してください。最近では、成人やむし歯リスクの高い人向けに高濃度フッ素配合のものもありますが、5歳以下の子どもには使用を控えましょう。
《効果を上げるために》
うがいは少量の水で1回程度にしましょう。また、寝ている間はフッ素を洗い流してしまう唾液が出る量が少なくなるため、寝る直前に使用すればフッ素をより長く歯の表面にとどめることができます。うがいができるようになる3歳半ごろまでは無理に使用しなくても構いません。
食事のリズムを整え、食後の歯磨きや定期的な歯科検診を受診する習慣がむし歯予防の基本。フッ素入り歯磨き剤は予防の補助として、過度に頼らず上手に使用しましょう。
問合せ:予防歯科センター
【電話】072-759-3171
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