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〔お知らせコーナー Information〕意外と知らない体の話

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兵庫県川西市

■CKD(慢性腎臓病)について知っておきたいこと
○動脈硬化の影響を受けやすい腎臓最近「CKDを早期発見しましょう」というテレビCMをよく耳にする人もいるのではないでしょうか。CKDとはChronic Kidney Diseaseの頭文字を取ったもので、和訳すると慢性腎臓病となります。
腎臓は腰の位置に左右一つずつあるこぶし大の臓器で、余分な水分の排泄・尿毒物質の排泄・血圧調整ホルモンや造血ホルモンを作るなどさまざまな働きをしています。
腎臓は血流が豊富な臓器で、動脈硬化の影響を受けやすく、血流量が減ることでCKDを発症します。動脈硬化のリスクを高める要因は、高血圧・喫煙・糖尿病などがありますが、最大のリスク因子は加齢です。これはどんなに健康的な生活をしていても避けられません。

○新薬が病態に合うかはかかりつけ医に相談を
平均寿命が延びたことで、加齢によるCKDが目立つようになってきました。CKDが進行したことで透析治療が必要になる患者の数も増加し続けています。
成人の20%程度がCKDになっているとの調査結果があります。今後高齢化社会となり、さらにCKD患者の割合は増加すると思われます。ここ数年で、腎臓を保護する新しい薬もいくつか市販されていますが、個々の患者さんの病態によって効果があるか異なるため、かかりつけ医に相談してください。
(市医師会岡本貴行)

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