■食を通してSDGsに取り組もう
◇食品選択の格差や健康格差をなくすために「食」について考えませんか
今回はSDGsについて私たちに身近な「食」の視点から考えてみます。
日本では、食を取り巻く環境の二極化が進んでいます。食への関心や経済的要因から生じる食品選択の格差、それに起因する肥満や生活習慣病、フレイルなどといった健康格差が存在します。格差解消には、「食品へのアクセス(良い食品を選択しやすい状態)」と「情報へのアクセス(正しい情報を選択しやすい状態)」といった食環境の向上が大切ですが、この取り組みがSDGsの推進につながります。
例えば、形がいびつな食材でも味が良ければそれを選ぶことで安価でおいしいものが購入できます。また、普段捨てるような皮や芯を使ったレシピを作ることで、廃棄量を減らしつつ効率よく栄養素を補うことができます。さらに、買いすぎや作りすぎを控えることで、食品ロス削減と食べ過ぎを予防することができます。
また、食育推進のために、12月15日(日)に「かわにし食育フェア2024」を開催します(6ページ参照)。大学や地域団体などと連携して、おとなも子どもも、食に興味を持ちSDGsを推進できるようなイベントを用意します。大切な人が今後も健やかに暮らしていけるよう、今私たちができることを考えてみませんか。
問合せ:保健センター
【電話】072-758-4721
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