■離乳食の進め方
○離乳食は食べる力を育むための第一歩 状況に応じて硬さ・量・間隔などを調整しましょう
食事(離乳食)は月齢を目安に、子どものペースで進めることが食べる力を育む第一歩。食べる様子を見て、食材の大きさや硬さなどを変化させると効果的です。
また、離乳を進めるには、心身の発育・発達、口唇の動き、歯の本数、生活リズムなどを総合的に捉える必要があります。ステップアップを急ぎすぎたり、同じ形態の食事を続けたりするだけでは、食べる力を育むことはできません。
乳歯が生えそろう3歳頃までは口の中の様子が大きく変化します。その時期にそしゃく機能に合っていない食事をしていると、丸飲みしたり、口から出したりしてしまうこともあります。例えば食材の硬さは、そしゃく機能が未熟な時期の子どもにとって大切なポイントです。食べにくい食材はおとながスプーンで小さめにつぶすなど配慮すれば、無理なく食べることができます。
子どもの食事は、お腹の空き具合や眠気、体調、気分で左右されます。母乳・育児用ミルクや離乳食の間隔が空いているか確認してみてください。多少の食べむらを気にするよりも、食事を含む生活リズムを整えていきましょう。
食べることは必要な栄養素を取るだけではなく、より良い食事習慣を身に付けていくことでもあります。子どもが自分で食べられるようになるまでのプロセスを見守っていきたいですね。
今月の担当は:保健センター
【電話】072-758-4721
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