◆市債(借金)、基金(貯金)の状況
令和5年度末の市債残高は、通常の償還に加えて、5億3,305万円の繰上償還を実施したことにより、前年度末より21億4,272万円減少(13.8%)し、133億8,773万円となりました。このうち、一定額は後年度交付税により補てんされます。
また、市の貯金ともいえる基金の残高は、昨年度末より2億6,388万円増加し、117億8,820万円となりました。
▽市債現在高の状況(一般会計)
▽基金現在高の状況(一般会計)
▽市民1人あたり
使った額:約71万円(約72万円)
市税の額:約15万円(約15万円)
市債(借金):約48万円(約54万円)
基金(貯金):約42万円(約40万円)
※( )書きは昨年度決算の数値
◆健全化判断比率、資金不足比率および経常収支比率
健全化判断比率とは、地方公共団体の財政破たんを未然に防ぐため、財政状況を把握し、悪化した団体に対して早期に健全化を促すため、毎年度決算時に判断指標を算定することが義務付けられているもので、その結果について市議会へ報告するとともに市民の皆さんに公表しています。
令和5年度決算に基づく算定の結果、全ての指標で早期健全化基準を下回り、市の財政は健全性を確保できています。また、公営企業会計の経営健全化の指標として「資金不足比率」がありますが、すべての公営企業会計でも健全性を確保できています。
また、経常収支比率は、高いほど財源に余裕がなく、低いほど市独自の事業を行う余裕があることを示す指標ですが、令和5年度は89.9%と兵庫県平均94.8%より低くなっています。
今後も行財政改革の取り組みを継続し、引き続き健全な財政運営に努めます。
※実質赤字額・連結実質赤字額がないため「-」と表示しています。将来負担比率について、公債費充当可能財源等が将来負担額を上回り、比率が算定されないため「-」と表示しています。
※資金不足額がないため「-」と表示しています。
〔用語解説〕
実質赤字比率…一般会計の赤字の割合
連結実質赤字比率…すべての会計を合わせた赤字の割合
実質公債費比率…公債費(借入金の返済)と、これに準ずる経費の割合
将来負担比率…企業会計・出資法人も含めた将来の支払予定額の割合
資金不足比率…公営企業会計ごとに事業規模からみた資金不足の割合
経常収支比率…歳入経常一般財源のうち、経常経費に充当される割合
問い合わせ先:財務課
【電話】672-6118
<この記事についてアンケートにご協力ください。>