◆循環器科
最新の検査機器を揃えてお待ちしております
◇循環器診療はカテーテルばかりじゃありません
日本は世界有数の高齢化で、脳・心血管病の死亡率はがんをしのいでおります。高血圧、糖尿病や脂質異常の治療は進歩しても、生命に強く関わる喫煙率も高く心筋梗塞は未だ微増しております。豊富な経験と高度な技術を備えた専門医が、若さあふれる専攻医と協働し市内随一24時間体制で緊急対応を行っています。
年齢と共に「心不全」はより身近になり、コロナより先にパンデミックでしたが、狭心症以上に微小心筋循環が重要とされ、当院は国内有数の施設同等に、従来の心カテで描出不能の微小血管を検査できる態勢を昨年より整えております。
また、心不全の基礎に「心房細動」がまさしくパンデミックで、それら不整脈の検出に一週間ホルターを導入しました。
従来の24時間ホルター心電計に対し、本紙右図のように全長約10cm、本体のみのパッチ型で入浴も可能です。
こんな人におすすめ:
・動悸・息切れ、心臓に不安があるがエコーで問題なしと言われた
・自分の胸の鼓動を感じる(=動悸)があるが、救急受診した頃にはおさまっていて精神的なものと言われた。
・夜に呼吸が止まり、血圧が朝高いがそれだけでなく時に胸が躍る
・家庭で血圧を測りだしたが、時に脈拍数が妙に高い日を見つけた
不整脈、特に心房細動は脳卒中のみならず心不全増悪の契機となり健康寿命に関わります。その早期発見は、栄養や口腔機能、筋力、移動能力に関わるリハビリテーションと並び重要です。
常勤医は二名とも心リハ指導士資格も有し、慢性心不全認定看護師、心不全療養指導士と共に多職種で市民の健康寿命延伸に努めています。
◆赤穂市民病院のお薬(やく)立ちmemo
皆さんの健康に身近なお薬についてのミニ知識
第4回目 「お薬を飲む姿勢」について
◇上を向いてお薬を飲んでいませんか?
錠剤やカプセルなど特にお薬の形が大きくなるほど、頑張って飲もう!と上を向いて飲んでしまいがちです。
実は、上を向いて飲む姿勢は、咽頭と気管が一直線になるため誤嚥しやすく、お薬を服用するには適しません。お薬を誤嚥しにくく飲みこみやすくする姿勢としては、顔は正面または軽く下あごを引いて服用する体勢です。
また、乾いた口の中に錠剤やカプセルを入れると、ペタっと張り付き喉に詰まりやすくなるので、口の中が乾燥しやすい傾向にある特に高齢の人は、口の中をあらかじめ水分で潤してお薬を服用した方が、飲みやすくなります。服薬ゼリーやオブラート等の使用も有効です。
お薬が飲みにくくてお困りの人は、ぜひお試しください。
問合せ:市民病院
【電話】43・3222【FAX】43・0351
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