暖かい部屋から寒い浴室やトイレへ移動した時、急激な温度変化によって血圧が大きく上下し、失神や不整脈を起こしたり、場合によっては命を落としてしまうことがあります。
この現象を『ヒートショック』と呼び、気温が低くなるこれからの季節は特に注意が必要です。
高齢者や、高血圧、糖尿病、脂質異常症など持病がある人は血圧の変化が起こりやすいので、より注意が必要です。
『ヒートショック』についての正しい知識を身につけ、寒い季節を乗り切りましょう。
■入浴中やトイレ内等での救急発生状況
令和5年度中、市内で発生した救急要請(急病)のうち、お風呂やトイレ内で発生したものが18件あり、救急隊が到着し傷病者と接触した時、約半数の8名が、心肺停止など深刻な状態となっていました。
また、これら18件は、全て11月~3月の冬季に発生し、65歳以上の高齢者が半数を占めています。
■ヒートショック予防の6カ条
1.入浴前に脱衣所、浴室などを暖めましょう
2.お風呂の温度は41度以下、入浴時間は10分以内を目安にしましょう
3.浴槽で急に立ち上がらないようにしましょう
4.入浴前の飲酒は避けましょう
5.入浴前後にコップ一杯程度の水分をとりましょう
6.入浴する前には家族に一声かけて、家族の人は時々声を掛けたり様子を見に行くようにしましょう
問合せ:消防本部救急課
【電話】43・6884【FAX】45・0119
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