養父市国際交流員ロメロ・セサルの養父市にメロメロ

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夏が終わり、朝晩の風にも秋を感じる季節になりました。
カナダでは、9月から10月下旬にかけて、朝晩の温度差だけでなく時間の感覚も急激に変化します。それは、日照時間が短くなるからです。カナダの10州のうち9州と3準州のうち2準州では日照時間に合わせて、「サマータイム」(英語ではDaylight Saving Time)と呼ばれる夏の始まりと終わりを告げる時間帯の変更が2度行われます。
サマータイムは、春や夏の日照時間が長い日の日光を最大限に活用するために生まれました。春には時計を1時間進め、秋になると1時間戻すという習慣です。春に1時間時計を進めることで、人々は夕方の日光をより多く楽しむことができ、電力などが節約され、温室効果ガス排出量の削減にもつながります。一方、秋に時計を戻すと、秋と冬の短い日照時間に活動時間が一致します。これにより、エネルギーの節約や気分・生産性の向上につながるという利点もあります。また、米国と一貫した経済的・社会的相互作用を促進するため、同期にタイムチェンジが行われます。
今年は、11月3日の午前2時に1時間戻ります。新しい時間に適応するために時計やスマートフォンなどの時間を調整します。生活リズムが変わるので睡眠時間を維持するように、準備や対策は必要です。日本にはサマータイムはありませんが、日照時間の変化にどのように適応するか考えてみるのも良いかもしれませんね。