■意見交換
各会場の意見交換でいただいた主な意見の要旨をご紹介します。
紙面の都合上、すべての内容を記載できませんが、ご了承ください。
○香住区
問:この度の台風での被害について、新温泉土木事務所が中心となって復旧計画をされていると思うが、どのように改修や復旧工事をするのか、まだあまり周知がされていないと思う。役場が聞いている範囲で、どの辺りをどのように復旧しているのか。また、矢田川も掘削しているようだが、そのような情報があれば皆さんも少しは安心できると思うので、分かる範囲で教えてほしい。
答:台風災害の際には、被害のあった区長さん方には大変お世話になりました。役場としても全力で復旧に努め、できる限りの支援をさせていただいています。県もすぐに対応していただき、政府の視察など、一生懸命取り組んでいただいているところです。また、油良橋下の土砂の整備や、油良・間室区内の排水ができず水が溜まるといった問題に何らかの措置をしないと、いずれまた同じような災害が起こるということで、具体的な対策を図ると言っていただいています。
被災者の生活支援の面では、融資や、床上浸水などに遭った人への上限70万円の改修費用にも多くの申請をいただき、事務処理を進めているところです。また、税金の減免などについても、職員が一軒ずつお訪ねして、説明して回っています。
まだまだ不安に思っている人はたくさんおられると思いますので、役場として今後も相談に来ていただければ、全力で支えていきたいと思います。(町長)
矢田川関係で一番目立っているのは、三谷で大きく川替えをしている工事だと思います。ここは県道のかなり高い護岸となっていますが、下側がかなりえぐれており、次の出水で道路に影響がある可能性がありました。そのため、国の査定を待たず応急仮工事で川の流れを替えています。現在は国と協議されており、協議が整い次第本工事に向かい、想定以上の被害がなければ来年7月頃を目途に完了する見込みですが、状況により延長もあるとのことです。工事に伴い、24時間片側交互通行の時期がありそうだとのことですので、ご協力をお願いします。(建設課長)
○村岡区
問:例年、よりよいまちづくりの参考にするために自治会の研修が行われており、先進地などを訪問しているが、町政としてどのように対応してきたか伺う。また、町政に生かしてもらいたい。
答:区長さんを中心に、自主的に地域課題の解決のための先進地視察などをされており、有意義な研修を行われていることは存じ上げています。本町に取り入れるべき意見や提言は、しっかりと対応させていただきます。(町長)
○小代区
問:但馬牛が世界農業遺産に認定されたが、ユネスコと違って日本全体あるいは世界に対しての発信が少ない。メディアを通じてもう少しうまく宣伝してもらいたい。
答:但馬牛や但馬牛肉が世界農業遺産に認定されたのではなく、但馬牛とともに生計を営んでいた地域の農業システムが認定されたので、その強みを生かしたアピールの仕方が必要だと考えています。
世界農業遺産に認定されたことが、今後の町政の振興について有利なことは間違いないと思いますので、今後それがさまざまな分野に波及してくるように取り組んでいきたいと思います。(町長)
■香美町出前まちづくり懇話会
本町では、町長が町民の皆さんと直接お会いし、魅力あるまちづくりなどについて語り合い、協働による香美町らしい「まちづくり」を目指すため、「出前まちづくり懇話会」を実施しています。
対象は、町内を拠点に活動する団体などで、おおむね10~20人程度の参加人数とします。詳しくは町ホームページをご覧ください。
※この他の質問の概要は、後日町ホームページで公開予定です。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>