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けんこう広場

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兵庫県香美町

■20歳になったら2年に1回子宮頸がん・乳がん検診を受診しましょう
女性特有のがんは、早期発見や治療により治りやすいがんであるといわれています。そのため、20歳以上の女性の皆さんにがんの早期発見につながる定期検診の受診をお勧めしています。

◆およそ9人に1人がかかる「乳がん」
女性のがんのなかで最も多い乳がんは、およそ9人に1人がかかるがんといわれています。
乳がんは、母乳をつくって乳頭まで運ぶ乳腺に発生する悪性腫瘍です。ライフスタイルや食生活などの変化から、日本では乳がんにかかる女性が年々増加しています。年代では、30代後半から増え、40代に最も多く、次いで50〜60代に多く発生しています。
乳がんの主なリスク要因は次の9点です。
(1)初経年齢が早い
(2)閉経年齢が遅い
(3)出産経験がない
(4)初産年齢が高い
(5)授乳経験がない
(6)閉経後の肥満
(7)飲酒の習慣がある
(8)1親等の血縁者に乳がんや卵巣がんの患者がいる
(9)良性乳腺疾患の既往歴がある
などがあげられます。

◆乳がんのサインは「しこり」
初期においては約75%でこの症状がみられます。その他では乳首からの出血、乳がんが進行してくると皮膚のただれ、乳房の左右差や変形、えくぼのような凹みがでることもあります。

◆子宮頸がんは若い世代の発症者が増えています
子宮頸がんは女性のおよそ30人に1人がかかるといわれ、近年、特に20〜30代の若い世代の発症者が増えています。
子宮頸がんは、子宮の入り口の頸部から発生し、正常でない細胞が、がんになるのに2〜3年かかるため、定期的に検診を受けることでがんになる前の段階で診断することが可能です。
子宮頸がんが発生する原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)に持続的に感染する事と考えられています。HPVは性交渉により感染し、多くの女性が一生に一度は感染するといわれるありふれたウイルスです。ウイルスが排除されずに長期間感染が続く場合があり、ごく一部の人の細胞が、がん化することがあります。
子宮頸がんが進行すると、月経中でないときや性交時に出血したり、濃い茶色や膿のようなおりものが増えることがあります。

◆検診は短時間で受けられます
子宮頸がん検診、乳腺エコー検診は20歳から、乳がんマンモグラフィ検診は40歳から受診できます。検診の方法については、次のとおりです。

○乳がんマンモグラフィ検診
乳房を片方ずつプラスチックの板で挟んで撮影することで、微細な石灰化を見つける検査です。乳房が圧迫されるため痛みを感じることもありますが圧迫時間は数十秒ほどです。

○乳腺エコー検診
専用のジェルを塗って、検査をします。痛みもなく、手で触れただけでは判別しづらいしこりや若い女性の乳腺の状態も比較的正確に把握できます。

○子宮頸がん検診
子宮頸部をこすり細胞を採取します。痛みはほとんどありません。

◆女性のがんは定期検診が有効
毎年2月に、町ぐるみ総合健診とともに、女性の検診案内チラシを各区を通じて各家庭に配付します。
令和6年度の対象者は、20歳以上の偶数年(和暦)生まれの人です(2年に1回の検診です)。
検診を受けて、あなたの体を守りましょう。

問い合わせ先:役場健康課

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