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梅雨・集中豪雨の時期 日ごろから備えて命を守りましょう

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兵庫県香美町

毎年6月は「土砂災害防止月間」です。
長雨や大雨により地面に大量の水が染み込み、弱くなった斜面が崩れることで発生する土砂災害。そのほとんどが梅雨や台風などの集中豪雨によるものです。
一般的に、1時間に20mm以上または降り始めから100mm以上の雨が続いた場合、土砂災害の発生危険度が高まるといわれています。
昨年8月に本町では、台風7号により、長時間にわたり雨の影響を受け、いたるところで浸水害が発生し、がけ崩れによる住家への被害や、国道9号など主要道路の通行止めなど、町内全域で大きな被害を受けました。
こうした災害から身を守るためには、気象情報や災害の前触れに注意し、事前に避難準備や避難経路の確認をしておくことが大切です。
全戸配布し、町ホームページにも掲載している「香美町ハザードマップ」には、危険個所に関する地図情報をわかりやすく掲載しています。日ごろの備えのために活用してください。

■注意しよう! 土砂災害の前兆現象
土砂災害には(1)がけ崩れ(2)土石流(3)地すべりの3種類があります。また、これらの発生前には、地鳴りなどの異音、土臭いなどの異臭、流水やわき水の異常などの前兆現象が確認される場合があります。
こうした前兆現象を見聞きしたら、災害の発生を警戒するとともに、早めに避難するよう心掛けましょう。

(1)がけ崩れ
主な特徴:地中にしみ込んだ水分が土の抵抗力を弱め、雨や地震などの影響によって急激に斜面が崩れ落ちる現象。崩れ始めから崩れ落ちるまでが短時間であるため、避難が難しい災害です。
主な前兆現象:
・直前
わき水が止まる、わき水が噴き出す、斜面の一部に亀裂が発生する、斜面が膨らみだす、小石がぼろぼろ落下する、地鳴りがする
・1~2時間前
小石がぱらぱら落下する、新たなわき水が発生する、わき水がにごる
・2~3時間前
わき水の量が増加する、斜面の表面を水が流れる

(2)土石流
主な特徴:山腹や川底の石や土砂が長雨や集中豪雨などによって一気に下流へと押し流される現象。一瞬のうちに家屋や田畑などを壊滅させます。
主な前兆現象:
・直前
周囲が土臭い、地鳴りがする、流水が急激ににごる、渓流の水位が異常に低下する
・1~2時間前
渓流内で石の転がる音がする、流木が発生する
・2~3時間前
流水が異常ににごる

(3)地すべり
主な特徴:斜面(の一部)が地下水の影響と重力によって、ゆっくりと斜面下方に移動する現象。大規模なものが多いことから、大きな被害をもたらします。
主な前兆現象:
・切迫性が極めて大きい
地鳴りや山鳴りがする、地面が震動する
・切迫性が大きい
池や沼の水位が急変する、亀裂や段差が発生・拡大する、落石や小さな崩落がある、構造物が膨らみだす、構造物に亀裂が発生する、木の根が切れるが音する、樹木が傾く
・切迫性が小さい
井戸水がにごる、わき水が枯れる、わき水の量が増加する

■早めの避難のためにできること!
(1)住んでいる場所を知る
土砂災害の発生に対して特に注意を必要とする場所として(1)扇状地(2)山岳地帯(3)造成地などがあります。
(1)は山間部での集中豪雨による土石流に(2)は集中豪雨による山崩れ、特に木の少ない山間部における土石流に(3)は地盤が緩むことによる危険性に、それぞれ注意が必要です。
土砂災害の発生の恐れがある地域は「土砂災害警戒区域」に指定されています。普段から自分の住んでいる所がどんな場所なのか確認しましょう。「兵庫県CGハザードマップ」で検索できます。
ただし、土砂災害警戒区域に指定されていなくても、普段から危険を感じる場所がある場合は近づかないでください。

(2)雨が降り出したら!
テレビやラジオなどをつけて気象警報に注意するとともに、都道府県と気象庁が共同で発表する「土砂災害警戒情報」にも注意しましょう。
こうした情報は「防災ネット香美」(ひょうご防災ネット)に事前に登録しておくことで、お手元のスマートフォンや携帯電話などに自動で送信されます。
登録はホームページ(【URL】http://bosai.net/kami/)か、右のQRコード(本紙参照)からも行えます。

(3)避難情報に注意!
役場が発令する避難情報には、その程度により(1)高齢者等避難※1(警戒レベル3…避難に時間のかかる高齢者や障害のある人は避難)(2)避難指示(警戒レベル4…危険な場所から全員避難)(3)緊急安全確保※2(警戒レベル5…すでに安全な避難ができず命が危険な状況)の3つがあります。
ただし、避難情報が発令されていなくても、身に危険を感じた場合は自主的な避難を始めましょう。
※1 警戒レベル3は、高齢者等以外の人も必要に応じ普段の行動を見合わせ始めたり、避難の準備をしたり、危険を感じたら自主的に避難するタイミングです。
※2 町が災害の状況を確実に把握できるものではないなどの理由から、警戒レベル5は必ず発令される情報ではありません。

■フェニックス共済
あらゆる自然災害を対象に、災害発生時に被害を受けた住宅の再建・補修を支援するフェニックス共済(兵庫県住宅再建共済制度)。
住宅には年額5,000円の負担で最高600万円(半壊以上の場合)の、家財には年額1,500円の負担で最高50万円(床上浸水または半壊以上の場合)の給付があります。
また、住宅には年額500円の追加負担で補修時などに25万円(準半壊の場合)を給付する制度などもあります。
災害はいつ発生するか分かりません。「もしも」「まさか」に備えて、ぜひ加入しましょう。

■兵庫県CGハザードマップ
兵庫県は、防災意識の向上と災害時の的確な行動を啓発するため、防災・減災に役立つ情報「兵庫県CGハザードマップ」を、県のHPで配信しています。
このシステムは利用にあたり次のような特徴がありますので、大雨などに備えて一度ご確認ください。

○過去に学ぶ 防災学習アーカイブス
・災害の恐ろしさや避難時の留意点などを学ぶ「防災学習」を掲載しています。

○今を知る リアルタイム情報
・リアルタイム情報(雨量、水位、カメラ画像など)や避難所情報を表示します。
・気象情報に加え、各種観測情報(河川、道路、土砂災害、潮位)などを一元的に提供します。

○未来に備える ハザードマップ
・自然災害(洪水、土砂災害、津波、高潮、ため池災害)の浸水エリアや危険箇所、避難に必要な情報を表示します。
・駅や公共施設などの主要地点において、災害危険度のイメージをCGなどで確認できます。

問い合わせ先:役場防災安全課

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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