■香美町ひきこもり支援センターをご存じですか?
~ひとりで悩まず 家族で抱え込まず まずは相談をしてみませんか~
○ひきこもりとは
学校や職場に行かず、家族以外の人と親しい関係がない状態が6カ月以上続いている場合を言います。ちょっと買い物には外出できる人、必要な時以外は自分の部屋で過ごす人、家族との会話がある人から家族との交流も全くない人など、ひきこもりと言っても、その状態は人によってさまざまです。
ひきこもりは、本人の「怠け」や「甘え」ではなく「家族の育て方が間違っていた」ということでもありません。いろいろな要因が複雑に絡み合って起きるのがひきこもり状態です。
「香美町ひきこもり支援センター・ドーナツの部屋」は、ひきこもり状態にある人やその家族が相談でき、出かけられる場として開設しています。
○ドーナツの部屋ってどんなところ?
ひきこもりの相談(来所・電話・メールなど)、ひきこもりがちな人の居場所、家庭訪問による支援、自立や進学・就労の支援など、誰でも気軽に相談できる部屋です。
○相談員はどんな人?
2~3名の相談員が常駐しており、寄り添って支援していきます。時に保健、福祉、教育、その他の関係機関と連携し対応していきます。
○どんな相談ができるの?
・人に会うのは怖いけど相談してみたい
・なんとかしなければと思うが、どうしたら良いかわからない
・家族が仕事や学校を辞めてから、あまり家から出なくなってしまって心配
・子どもの将来が心配、親亡き後の生活について相談したい
・近所にひきこもっている人がいるがどう関わって良いかわからない
など、相談は多岐にわっています。悩んでいる本人だけでなく、家族や地域の人からの相談も受けています。
○居場所でどんな風に過ごしているの?
曜日を決めて利用する人、行きたい時間に利用する人など、さまざまです。基本的には本人が過ごしたいようにしてもらっています。
例えば、センター近くの畑で野菜づくりをしたり、絵画、手芸、体操などその日の気分や体調に合わせて利用者自身が決めています。また、利用者同士で交流することもあります。
○相談するにはどうしたらいい?
まずはお電話ください。相談員が話を聞いた上で、本人の年齢や相談内容に応じて適切な支援をします。電話が難しい場合は、メールでの相談も受けます。
○分室ができました
令和5年9月から「つながろう村岡ドーナツの部屋」として、村岡リハビリセンターでの居場所を開設しています。令和6年8月からは開設場所が村岡区中央公民館に変わります。
■香美町ひきこもり支援センター・ドーナツの部屋
気軽にちょっと寄れる場所がドーナツの部屋です。悩みをひとりで抱え込まず、相談員に今お困りのこと、つらいこと、苦しい気持ちを聴かせてください。人に話すことで気持ちが少し楽になります。
どなたでも、どんな相談でもしてただけると、小さなつながりができ、支える輪が広がります。
開設時間:
・香美町保健センター1階 月曜日~金曜日 10時~16時
※祝日・年末年始除く
・分室(7月まで村岡リハビリセンター 8月から村岡区中央公民館大会議室)
毎月第3火曜日 13時~16時
問い合わせ・相談先:【電話】0796・34・9611
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問い合わせ先:役場健康課
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