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私たちのまちの家計簿(1)

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北海道ニセコ町

■令和5年度各会計決算から見るまちの財政事情
※根拠…まちづくり基本条例第45条 財政状況の公表

令和5年度の町の決算が現在、町議会で審査されています。
そこで今月は、昨年度町のお金がどのように使われたのかをお知らせします。

◆一般会計の決算
歳入:57億2,006万円

歳出:54億3,772万円

年度ごとの決算額(一般会計)

令和5年度は、歳入上回り、歳出下回る。前年度から大きな増減なし

◇公共施設の整備
令和5年度の一般会計決算は、町税の増加により歳入で前年度比+8,795万円(+1・6%)、歳出は前年度比△591万円(△0・1%)となり、歳入歳出ともに前年度から大きな増減はありませんでした。
主な事業としては、消防庁舎建設に伴う基本・実施設計、老朽化に伴う公営住宅の複合型長寿命化工事、林道小花井線法面改修工事などを行いました。

◇令和6年度への繰越事業
事業の進捗状況や国の予算措置時期などの要因から、「定住促進住宅整備事業」、「公営住宅整備事業」、「給金・定額減税支援事業」などを令和6年度へ繰り越して行います。繰り越す予算の総額は7億7,387万円で、国や道の補助金の活用や町債の発行により収入を確保し、実施します。

◇町税収入は7,918万円の増額
主要な財源である地方交付税は、普通交付税が55万円の減、特別交付税が1,649万円の減とともに減額したことで、前年度から1,704万円の減額(△0・7%)となり、町税では、前年度から7,677万円の増額(+8・0%)となり、初の10億円を突破しました。町税全体としてはコロナ禍前の水準を超えるほど増加しましたが、コロナ前と比べると町民税や入湯税でやや減収となっています。
一方で、町債(国や銀行などからの借入)については、事業規模の微増により、2,753万円の増額(+7・0%)となりました。

◇ハード面・ソフト面での必要な投資
ハード事業では、公営住宅改善事業(中央団地)、町道等整備改修事業(町道元町四線通舗装改良事業ほか)、橋梁長寿命化整備事業(町道田下通橋梁ほか)、宮田地区配水管更新事業など、社会基盤の整備更新を進めました。ソフト事業では、クリーン農業の実施や、持続可能な観光地域づくりへの取り組みなどで、本町の基幹産業である農業・観光の振興に力を注ぎました。
また、子ども医療費無償化の継続や、長期休日子ども預かり事業など、福祉・子育て施策も継続実施しています。

◇今後の施設整備に向けて
現在、着手して9年目となった国営緊急農地再編整備事業(国の直営事業)が、令和9年度の完成に向けて工事を進めているほか、消防庁舎再整備事業や倶知安厚生病院第2期整備費用負担事業、公営住宅改修などの事業も計画的に進めています。
これらの投資的な事業の実施にあたっては、国からの支援割合の高い町債の借入や事業の優先順位付、平準化により、地方債残高の適正管理に向けた町財政の安定的な運営に努めていきます。

◇町民1人あたりの決算額(一般会計歳入)
110万8,109円
※令和6年3月31日現在の住民基本台帳人口5,162人で計算

まちの財政(一般会計)を年収400万円の家庭に置き換えてみると…
・収入/月

・支出/月

※イメージしやすいように町の経費を置き換えています。
参考としてご覧ください

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