美瑛・上富良野エリア 十勝岳ジオパーク通信

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◆東京都のイベントに出展
3月はジオイベントが目白押しでした。中でも、今回は初めて参加した東京都の板橋区立教育科学館で行われたイベントについてご紹介します。

◇日本火山実験交流会　3月2日
日本火山学会学校教育委員会と板橋区立教育科学館主催のイベントで、1日目は日本中の火山学者が一同に会し、各々の火山実験を披露・情報共有をしました。
十勝岳ジオパークは昨年10月の火山学会時に開催者からお声掛けいただき、初出展しました。披露したのは「噴煙柱崩壊型火砕流」の再現実験です。ジオパークまつりなどに参加してくださった方はご存じの、あの水槽を用いた実験です。山体模型から噴煙が高く上がり、噴煙柱が次第に不安定になって噴煙柱崩壊型火砕流が発生し、山体模型の全方向へと一気に流下すると、火山学者の方々から感嘆の声があがりました。ほかの出展ブースでは、薄型水槽に塩水を加えて成層圏を分離して表現し、火砕流実験を行うものや、富士山の立体地図にシャンプーを流して溶岩流の広がりを再現・予想させる実験など多様な実験がみられました。

◇火山実験フェスティバル　3月3日
子どもを連れた多くの家族が会場を訪れ、火山の専門家から解説を受けながらさまざまな実験を体験しました。小学生以上で500人を超え、幼児も多く、非常にたくさんの来場者数を記録したようです。
来年度行われる北海道ブロックでのジオ全国大会においても、同様の実験や体験ができるよう今後もネットワークの強化に取り組んでいきます。お楽しみに!