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《連載》家庭教育シリーズ 第351回

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北海道上富良野町

◆東中の小さな小学校の教育
上富良野町立東中小学校長 尾崎 雄一

朝、学校に響く元気な声。スクールバスを降りて、かわいい子どもたちの登校です。一人ひとり職員室に入って「おはようございます!」のあいさつが、1日の始まりです。
早速グラウンドに行って、マラソンに取り組みます。みんな元気にグラウンドを何周も走り、時間になると、走った分のシールを貼ります。「もう3枚目のカードだ」「明日は、もう1周増やそう!」と意欲満々です。
ふるさとタイムという朝のさまざまな活動が始まります。運動会で披露する東中ソーランの練習です。入学した1年生は、つきっきりで5・6年生に教えてもらいます。みるみる1年生の踊りが上手になり、5・6年生も満足そうな様子です。また、東中清流太鼓の練習も、3年生以上で行います。6年生が中心となって、下学年に教えていく伝統ある太鼓の演奏です。運動会、学芸会、町民コンサートなどで披露する東中地域の自慢の一つです。
2学年が一緒の複式学級では、それぞれの学年に分かれて授業が進められます。1人の担任が、2つの学年を移動しての授業です。学習のリーダーが基本的に授業を進めていきます。少人数なので、全員が自分の考えを気兼ねなく出し合うことができます。「○○ちゃんの考えは、とてもいいな」と認め合う様子がみられます。
地域を舞台とした東中学習も行います。昨年は、畑作体験をしました。今年は、地域の田んぼで、田植えや稲刈りの体験です。地域の方に植え方を教えてもらいます。みんな泥だらけです。「難しかったけど、楽しかったな」このように、東中ならではの貴重な学習ができます。
東中祭典での神輿担ぎ、子ども相撲や盆踊り、カルタ大会、餅つきなど地域行事もたくさんあり、地域の方が、子どものために尽くしてくれます。
東中以外にお住みでも基準を満たすと入学できますので、4・5歳児の保護者の方、ぜひ東中小へ。

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