◆今月のスター はくちょう座
7月、上富良野の夏の夜といえば、日の出山のラベンダーライトアップ、そして、観望会です。
はくちょう座は天の川に翼を広げた十字のような星の並びです。南半球の南十字に対して北十字とも呼ばれます。尾の位置にある1等星デネブ、こと座のベガ、わし座のアルタイルの「夏の大三角」は有名です。宮沢賢治の童話『銀河鉄道の夜』では主人公とその親友を乗せた汽車が白鳥の島に停車し南に向かいます。その中で、はくちょう座のくちばしに位置するアルビレオは「…青宝玉(サファイア)と黄玉(トパーズ)の大きな二つのすきとおった球は、輪になってしずかにくるくる…」と描かれています。この星が連星か見かけの二重星かは長年議論されてきました。2018年ガイア衛星の観測結果から見かけの二重星という説が有力となっています。また、ギリシャ神話では大神ゼウスがスパルタの王女レダの気を引こうと変身した姿がこの白鳥と伝えられています。
春先になると南から飛来した白鳥の群れが田畑で羽を休めているのを見かけることがあります。その姿は泥まみれ…現実は、キビシイのでしょう。されど、星空を悠々とかけるはくちょう座は美しく、時代を超えて人々の想像力を刺激しつづけてきたようです。
◆第3回 かみふらの星空観望会
・さんか無料
西小学校チャレンジ天文台にて8月7日(水)20:00より
夏の星座を観よう。ペルセウス流星群とは?
★要申込★中学以下は保護者同伴
・申込フォームQRコード(本紙参照)
申込先・問合せ:教育振興課社会教育班
【電話】45-5511
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