◆今月のスター カシオペヤ座
8月、お盆を過ぎればもう秋の予感、北の星空の天の川にあるカシオペヤ座は、Wの形をした見つけやすい秋の星座です。
北斗七星と同様に、北極星を簡単に見つけられる指極星でもあります。日本では、その形から山がた星、角ちがい星、錨(いかり)星とも呼ばれます。赤外線で観測された超新星爆発の残骸カシオペヤ座Aは太陽系外で最も電波強度が強い天体です。この星座名の由来はギリシャ神話の古代エチオピア国王ケフェウスの妃カッシオペイアです。彼女は美しさを自慢しすぎて海の妖精や海神を怒らせ、娘のアンドロメダ姫をくじらの化け物のいけにえに差し出すことになります。姫は天馬ペガススにまたがった勇者ペルセウスに救出されますが、ことの原因の王妃には天罰が下されます。北の星座となり、休むことなく北極星の周りを回り続け、ほぼ4分の1周は逆さまになるのです。カシオペヤ座の周りには神話の登場人物が豪華に勢揃いしています。ともあれ、度を越した自慢は災いの種、ですね。
さて、当コラムは今期はこれでおしまいです。観望会はまだ続きます。秋の夜長は星空を楽しみましょう。
◆さんか無料 第4回かみふらの星空観望会
西小学校チャレンジ天文台にて
日時:9月12日(木)19:00より
夏~秋の星座を観よう。土星の輪っかが来年観えなくなる⁉
★要申込
★中学以下は保護者同伴
・申込フォームは本紙QRコードよりご覧ください。
問合せ:教育振興課社会教育班
【電話】45-5511
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