◆救急車が到着するまでにできること
救急車の出動件数は増加傾向で、高齢化の進展などにより、今後も増えていくことが見込まれています。救急車の出動件数が増えることで、救急車が現場到着に要する時間も伸びてきており、令和4年の調査結果では全国平均で約10分となりました。一刻を争う事態が発生したとき、救急隊が到着するまでの間で何ができるか考えてみましょう。
◇協力者を呼ぶ
例えば骨折したときは骨折したところを支える人、固定する人などを考えると協力者(人手)が必要です。応急手当をスムーズにするために協力者を集めましょう。
◇119番通報
局番なしの「119」番です。119番通報すると消防の通信室につながり、消防隊員の問いかけに答える形で火事か救急か、救急車が向かう場所、今どのような状態なのかなどを聴きます。電話を切らないと救急車は出動しないということはありませんので落ち着いて消防隊員の問いかけに答えてください。また119番通報すると通報内容に応じて応急手当の方法を説明することもできます。スピーカー機能を活用すれば、両手が使えるので、説明を受けながら応急手当をすることができます。
◇応急手当
応急手当とは突然のけがや病気のときに家庭や職場でできる手当のことです。具体的には胸骨圧迫(心臓マッサージ)やAEDの使用、のどにものが詰まったときの異物除去法や直接圧迫止血法などがあります。応急手当の目的は「救命」「悪化防止」「苦痛の軽減」です。
・けがをした人、突然の病気で苦しんでいる人がいたとき、放置することなく、誰かが勇気をふり絞って声をかけたり、手当を行えば、素敵な社会になると思います。そのためには、応急手当の正しい知識と技術を覚えて、実行することが大切です。
町民や事業所などを対象に救命講習会を開催しています。講習申込時に上富良野消防署までご相談ください。町の出前講座からも申し込みできます。
問合せ:上富良野消防署
【電話】45-2119
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