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電気自動車(EV車)導入から1年 令和5年度検証結果をお知らせします

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北海道中頓別町

◆中頓別町役場における電気自動車(EV車)の導入
当町におけるゼロカーボンの取組として、令和5年1月に中頓別町役場で電気自動車(EV車)日産リーフe+Xを導入しました。
電気自動車は走行時のCO2排出がゼロであり、電気自動車の普及は重要な地球温暖化対策の1つとなりますが、航続距離(積んだ燃料で走行できる距離の長さ)が短いなどの短所があります。
外気温がマイナス25度を下回り豪雪地帯でもある当町で、外気温等に影響を受けやすいといわれる電気自動車が当町でも支障なく走行できるのか検証を行ってきました。

▽電気自動車(EV車)
日産リーフe+X…令和5年1月30日納入

▽充電設備
200Vコンセント…令和5年2月8日設置
EVパワー・ステーション(ニチコン VCG-666CN7K)…令和5年12月23日設置

◆令和5年度検証結果
(1)走行への影響
外気温の影響を受けバッテリーが凍結し走行ができないことはありませんでした。本車両はバッテリー温度が約マイナス20℃以下で、外気温度が約マイナス24℃以下のときに自動的に作動し凍結を防止するリチウムイオンバッテリーウォーマーという機能を搭載してましたが、車庫に入れていたこともあり、この機能の稼働はなかったものと思われます。

(2)航続距離への影響
暖房使用時にエンジンの排熱を活用できるガソリン車やハイブリット車などエンジンを搭載した車と比較すると電気自動車(EV車)はバッテリーでヒーターを稼働するため、暖房を使用する冬場は航続距離が大幅に減少しました。冬季は、途中でバッテリーを充電しなければ稚内往復は難しい結果となっています。
・春夏秋(参考:令和5年8月数値 計10回使用)1kmあたり平均0.237%消費
・冬(参考:令和6年2月数値 計4回使用)1kmあたり平均0.49%消費

⇒例えば
旭川(往復336km)だと…
春夏秋90.72%消費 冬164.64%消費となります

名寄(往復187km)だと…
春夏秋46.69%消費 冬91.63%消費となります

稚内(往復204km)だと…
春夏秋48.35%消費 冬99.96%消費となります

(3)充電への影響
充電方法は住民グループ車庫内にあるコンセントとEVパワー・ステーションによる充電の2通りがありますが、どちらも充電ができないケースはありませんでした。季節関係なく通年1時間あたり4~5%の間で充電されてました。また、1週間使用していなくてもその期間充電残量が減ることはありませんでした。

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