■記念品から振り返る友好の軌跡
このページでは、2月号で人との交流を中心に振り返ったサンモリッツとの関係を、今回は、記念品から交流の歩みを振り返ります。また、記念事業についても紹介します。
▽酒器セット
姉妹都市提携後、22年が経過した1986年6月、初めてサンモリッツからの公式訪問団が来町した際、コラド・ジョバノーリ市長より町へ贈られたものです。市長らは、町内で町民や東小学校の児童たちと交流を楽しみました。
▽姉妹都市提携の書簡
1964年6月、倶知安町議会で姉妹都市提携が議決された旨の報告を受け、サンモリッツ議会が町との姉妹都市提携の受け入れ報告をした際の書簡です。ドイツ語で、「倶知安と姉妹都市になれることを全市民はとても喜んでいます」といった内容が記されています。
▽木製の盾
2014年5月、サンモリッツのシンボルマークである太陽の金属細工があしらわれた盾が町へ贈られました。町で行われた姉妹都市提携50周年記念式典で、公式訪問団として来町したシギ・アスプリオン市長より受け取り、町からサンモリッツへ、アイヌ文様のタペストリーを製作し、寄贈しました。
▽アルプホルン
姉妹都市提携25周年を迎えた1988年7月、サンモリッツより、スイスを代表する楽器アルプホルンであるアルプホルン3本が贈られました。それを受け、町でも7本購入しています。翌年の12月には、町内にアルプホルン演奏グループである「アルプス演奏隊」が結成されました。
■その他の記念事業
記念事業として、サンモリッツへの公式訪問と記念展示を紹介してきましたが、サンモリッツへ寄贈する記念品の製作や町内小中学校で記念給食の提供も実施します。記念給食では、青少年交流事業でサンモリッツの学生が来町する9月頃、スイスで親しまれている家庭料理が登場予定です。
■クイズでサンモリッツを紹介!!
Q1.スイスの通貨単位は、スイス・フラン(CHF)で、日本と同じく「硬貨」と「紙幣」がありますが、紙幣で一番大きな金額はいくらでしょうか?
(1)1,000CHF(2)2,000CHF(3)5,000CHF(4)10,000CHF
Q1の答え(1)です。
Q2.昔のアルプホルンは、一本の木から作られていました。現在は分割して作られますが、アルプホルンの主流の長さはどれくらいでしょうか?
(1)50cm(2)1m50cm(3)3m50cm(4)10m
Q2の答え(3)です。
倶知安風土館では、10月末頃までサンモリッツの記念展示を行っています。サンモリッツから寄贈を受けた酒器セットやスキー板などの記念品のほか、姉妹都市提携に関わる文書なども展示されており、これまでの友好の軌跡をご覧になれます。
そのほかにも、サンモリッツ市内をドローンなどで撮影した景色やこれまでの交流を収めた写真が見られるサイネージの設置も行っていますので、ぜひお越しください。
役場の3階展望テラスでは、6月よりサンモリッツの記念展示を開始します。展示の内容は、在サンモリッツのスーズィー通信員から聞いたスイスやサンモリッツの情報を一部、上記のようなクイズ形式で紹介しています。
さらに、サンモリッツのすてきな景色の写真も一緒に展示していますので、サンモリッツの気分を味わいつつ、役場でひと息ついて行きませんか?
<この記事についてアンケートにご協力ください。>