■知っておきたい子宮頸(けい)がん予防について
ワクチン無料接種対象者:平成9年4月2日~平成24年4月1日生の女性
※平成9年4月2日~平成21年4月1日生は来年3月まで
ワクチンは約6カ月の間に2~3回接種します。遅くても1回目の予約を9月までにお願いします。
▽子宮頸(けい)がんとワクチン
年間1万人以上の女性が発症し、3千人近くが死亡する病気で、「子宮頸部」に発症します。
子宮頸部は、子宮の下部3分の1くらいの部分で、赤ちゃんが生まれるときに通る出口であり、妊娠中は、成長する赤ちゃんを支える大切な部位です。
このがんは、ほとんどが「ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染」が原因です。HPVは、約半数の人が一度は感染するといわれていますが、多くは自然に消失します。
しかし、少数ですが、がんを発症する場合があり、はしかやインフルエンザのようにワクチンで予防することが大切です。
▽からだの特徴と予防効果
子宮頸部はとても繊細な部位で、特にエストロゲンという女性ホルモンの分泌が多い20~40歳代は、炎症や傷に弱い状態が続きます。
そのような状態でHPVに感染すると、頸部表面が変化して、「異形成」という「がん」に移行しやすい状況になりやすくなりますが、ワクチンにより抗体ができると、抗体がHPVをブロックし、がん化を予防してくれます。
ワクチン接種が進んでいる国では、子宮頸がんを発症する人が減少傾向ですが、日本は上昇傾向で、特に25歳以降からの発症が多く、「ワクチンで発症自体を予防」できる人が増えると、日本も減少が期待できます。
▽ワクチンと検診で予防を
ここまでワクチン接種の重要性を紹介してきましたが、ワクチンによる予防は100パーセントではありません。「早期発見のための2年に一度の子宮がん検診」と併せて予防することが最も効果的です。
問合せ:福祉医療課保健指導係
【電話】22-1144
■全町敬老会について
今年の敬老会は9月を予定しています。
開催形式は昨年と同様で、お土産の配布となりますが、昨年度の反省を踏まえ、お持ち帰りいただくお土産は皆さんが持ち運びしやすく、お持ち帰り後も日持ちするものを準備しています。
詳しい内容については、広報8月号に掲載します。
開催日:9月5日(木)
場所:保健福祉会館、地域会館(場所は調整中)
敬老祝金:8月1日時点で、次の年齢に該当する方が対象です。
(1)満80歳…5千円
(2)満88歳…1万円
(3)満99歳…3万円
記念写真撮影:8月1日時点で、昭和22年生まれの満77歳の方が対象です。
対象となる方には、8月ごろにご案内を送付します。
祝金や記念写真は、当日保健福祉会館にて受け取りとなります。
問合せ:倶知安町地域包括支援センター
【電話】23-0500
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