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巡ってみよう しりべしミュ→ジアムロ→ド

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北海道倶知安町

「しりべしミュージアムロード」の5館では、「紙にまつわるものがたり」をテーマにした共同展が、7月13日(土)から順次開催されます。
期間中は「しりべしミュージアムロード・コンサート」なども開催されますので、ぜひすべての館を巡り、美術・芸術に触れ、すてきな作品の数々を楽しみませんか。
ここでは、各館の学芸員に聞いたそれぞれの美術館・文学館の特徴や魅力を紹介します。

■しりべしミュージアムロード
後志管内の4町に点在する5つの美術館・文学館を結ぶルートのことで、地域ゆかりの芸術家をテーマにした個性あふれる施設を、後志の豊かな自然とともに楽しめるドライブコースとしても親しまれる。

■ニセコ町 有島記念館
開館75周年!
開館時間:9時~17時(入館16時30分まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
観覧料:一般500円、高校生100円(中学生以下無料)

▽伊藤学芸員に聞きました!
「相互扶助」思想のもと画期的な無償解放を行った有島武郎の農場跡に設立され、有島の生涯や思想、農場の足跡を紹介する常設展示室のほか、若手画家に焦点を当てた美術展や、はり絵作家・藤倉英幸さんの作品展を随時開催しています。羊蹄山などを一望できるブックカフェでは、有島作品から着想を得た自家焙煎コーヒーなどを楽しめます。

■岩内町 木田金次郎美術館
開館30周年!
開館時間:10時~18時(入館17時30分まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、12月~3月
観覧料:一般600円(高校生以下無料)

▽岡部館長に聞きました!
岩内で生まれ育ち、有島武郎の小説「生れ出づる悩み」の主人公のモデルとなった木田金次郎の作品を展示しています。町民主導の設立運動により開館し、木田をはじめ、多くの画家たちを生み出した「絵の町・岩内」を実感できる、岩内や地域に根差した企画展やさまざまなイベントを実施しています。

■倶知安町 小川原脩記念美術館
開館25周年!
開館時間:9時~17時(入館16時30分まで)
休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)
観覧料:一般500円、高校生300円、小中学生100円(未就学児無料)

▽沼田副館長に聞きました!
羊蹄山と向かい合う小高い丘の上に佇むシンプルな当館は、心地よい空間でゆっくりとした時間を過ごせます。倶知安出身で戦後、道内画壇を牽引した小川原脩の油彩画を所蔵し、常設展では動物やアジアの風物を描いた優しく包まれるような作品世界が楽しめます。地域ゆかりの作家を紹介する企画展やさまざまなイベントも開催しています。

■共和町 西村計雄記念美術館
開館25周年!
開館時間:9時~17時(入館16時30分まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
観覧料:一般500円、高校生200円、小中学生100円(未就学児無料)

▽佐藤学芸員に聞きました!
共和出身の西村計雄の油彩画約5,400点を所蔵する美術館です。ピカソの画商・カーンワイラーに「和菓子の色」と評された色彩と、たおやかな線が特徴の作品は「東洋と西洋の美を融合した」として、ヨーロッパを中心に高く評価されました。当館では西村作品を多角的に紹介する展示や、アートで楽しむさまざまなプログラムを実施しています。

■岩内町 荒井記念美術館
開館35周年!
開館時間:9時~17時(入館16時30分まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
観覧料:一般千円、大学・高校生700円、小中学生400円(未就学児無料)

▽加藤学芸員に聞きました!
岩内岳の中腹にある美術館です。当館が所蔵するピカソの版画作品は初期から晩年まで267点あり、日本最大級です(もちろんすべて本物!)。ピカソのほかに有島武郎の小説「生れ出づる悩み」を題材とした作品や、西村計雄の油彩画もあり、年2~3回展示替えをしています。

「しりべしミュージアムロード共同展」など、小川原脩記念美術館のイベント情報は本紙18ページで詳しく紹介しています。

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