■子宮頸がん予防ワクチンの接種はお済みですか?
キャッチアップ接種(無料)は9月までに1回目の接種が必要です
子宮頸がんは、若い年齢層で発症する割合が比較的高いがんです。
子宮頸がんの予防には、ワクチン接種が有効です。
接種機会を逃した方への、「キャッチアップ接種」の期限は、令和7年3月31日までとなっています。
接種は合計3回で、完了するまでに約6か月かかるため、接種を希望する方は、9月末までに接種を始めましょう。
◆ワクチン接種対象者(女性)
◇定期接種(無料)
小学6年~高校1年生相当
標準的には中学1年生の時期
※現在高校1年生の方は、無料で受けられる最後の年度です。9月末までに接種を始めましょう。
◇キャッチアップ(無料)
16歳~26歳の方(R6.4.1現在)
(H9.4.2~H20.4.1生まれの方)
※年度内に接種(3回)を完了するには、9月末までに接種を始めましょう。
無料期間は令和7年3月31日で終了
接種機会を逃すと約10万円※が自己負担になります!!
※9価ワクチン3回分
◆子宮頸がんの現状
◇一生のうち子宮頸(けい)がんになる人
1万人あたり132人
2クラスに1人くらい
「つまりこれってどのくらい?」
◇子宮頸(けい)がんで亡くなる人
1万人あたり34人
10クラスに1人くらい
1クラス約35人の女子クラスとして換算(かんさん)
出典:国立がん研究センターがん情報サービス 2019年全国推計値に基づく累積罹患(るいせきりかん)リスク、2021年累積死亡リスク、2021年人口動態統計がん死亡データより
出典:厚生労働省(HPVワクチンに関するリーフレット)
子宮頸がんは、日本では毎年、約1.1万人の女性がかかる病気で、さらに毎年、約2,900人の女性が亡くなっています。患者さんは20歳代から増え始め、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も、1年間に約1,000人います。
ワクチンの接種を1万人が受けると、受けなければ子宮頸がんになっていた約70人ががんにならずに済み、約20人の命が助かる、と試算されています。
特に、9価ワクチンを接種した場合は、子宮頸がんの原因の80~90%を妨げるといわれています。
◆ワクチンの副反応
◇一生のうちに子宮頸がんにり患する人
1万人あたり約132人
◇重篤な副反応
1万人あたり約3人
※9価ワクチンの場合
接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあり、まれに、重いアレルギー症状、神経系の症状が起こることがあります。
重篤な副反応よりもワクチンによるがんの予防効果の方が大きいことが、最新の知見から認められています。
◆子宮がん検診を受けましょう!
子宮がんで苦しまないためには、予防の他、早期発見・治療が重要です。ワクチン接種にかかわらず、20歳になったら定期的に検診を受けましょう。
問合せ:健康増進課
【電話】32-1532
問合せ:母子保健課
【電話】32-1533
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