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国民健康保険の保健事業

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北海道北広島市

予防可能な脳血管疾患や糖尿病の合併症の減少を目標とした「国民健康保険第3期データヘルス計画」を策定しました。その分析結果から分かったことと、今後取り組む保健事業を紹介します。

◆国民健康保険の現状
平成30年度と令和4年度の国民健康保険の現状を比較してみると、加入者は減少していますが、1人当たりの医療費は39万5187円から44万2822円に増加しました。データヘルス計画で目標にしている疾病による医療費は3億4501万円から3億8021万円に増加、割合も6・94%から7・71%に増加しています。下記のグラフのとおり医療費に占める割合は脳梗塞・脳出血が大幅に増加しています。狭心症・心筋梗塞は減少しましたが、国や北海道に比べて高い状況が続いています。

メタボリックシンドローム該当者・予備群の割合は男女ともに増加し、特に男性が増えています。

◆取り組む保健事業
◇特定健診と国保30歳代健診
動脈硬化の進行は、自覚症状がないため、1年に1回の健診を受けて数値で確認することが大切です。市では、動脈硬化による変化が分かるように、国が定めた健診項目のほかに、心電図検査や腎機能、貧血検査を追加し、さらに対象年齢を引き下げて30歳代の方にも実施します。
1万1000円相当の検査を700円(非課税世帯は500円)で受診できます。

◇慢性腎臓病(CKD)連携事業
今年度から人工透析に進展する慢性腎臓病を予防するため、北広島医師会と連携して、健診受診者全員に「腎臓の状態がわかる結果通知」を配布します。現在、腎臓がどのくらい機能しているかを分かりやすく表記し、フローチャートで対応方法をお知らせします。

◇健診結果説明会
健診項目の意味や数値が将来どのような病気に繋がるのか、食べ方や動き方でどう変化するのかを資料を見ながら確認します。保健センターや地区会館で行う個別相談(予約制)です。

◇特定保健指導と糖尿病性腎症等重症化予防事業
健診結果が、メタボリックシンドローム該当者・予備群に当てはまる方、血圧や血糖、LDLコレステロールが基準値を超えていて未治療の方、心電図や眼底検査所見のある方を対象にした家庭訪問などを行い、生活習慣の改善のコツや受診の必要性について説明します。一定の基準に該当した場合は、さらに詳細な検査(二次健診)を実施し、からだの変化を知る機会を作ります。二次健診には75g糖負荷検査、微量アルブミン尿検査、頚動脈超音波検査があります。

問い合わせ:健康推進課
【電話】372-3311(内線1221)

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