■令和4年度 北竜町の家計簿
一般会計の決算額を町民の皆さん一世帯当たりの家計簿にしてみました
ここでは、令和4年度決算の一般会計の歳入決算総額38億2,728万円と歳出決算総額37億7,617万円を、3月末現在の世帯で町民1世帯当たりの金額に計算し、家計簿に置き換えてみました。
収入合計は約484万円で、主なものは給料とパート収入が約32万円、親からの仕送り約326万円とローン借入金約45万円、定期預金解約約15万円、その他雑収入約55万円となっています。支出合計は約477万円で、日常生活費に約59万円、光熱水費などに約78万円、会費・保険料・謝礼・親戚への援助などに約89万円、住宅ローンなどの返済に約62万円、家の増改築費に約72万円かかっており、また、将来への備えのため、定期預金へ34万円積み立てしています。
家計の現状は、収入において、住宅・車などのローンやその他雑収入などが減り、親からの仕送りやパート収入が増えており、収入の大半を親からの仕送りに頼っている状況となっています。
一方、支出においては、預金積立や会費・保険料・謝礼・親戚への援助などが減り、子どもへの仕送りや光熱水費などが増えています。給料が減っているなかで、住宅ローンを返済しながら、親からの仕送りや新たなローン借入などにより、家の増改築・車の購入、医療費・教育費、子どもへの仕送りや家・車の修理代の支払いなどを行っており、苦しい状況ではありましたが、収入の一部を将来のローン返済や家の建て替えなどに備え定期預金に積み立てしています。
今後は、親からの仕送りがさらに減る一方で、医療費・教育費、子どもへの仕送り、ローン返済、家の増改築費が増加し、当面は苦しい状況が続くことが見込まれるので、日常生活費や光熱水費などの節約を徹底するとともに、家の増改築では実施箇所に優先順位をつけ、計画的・効率的に進めていく必要があります。また、将来への備えのため、定期預金への積み立てを計画的に行っていくことも必要です。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>