◆澤田議員 コミュニティセンターの今後のあり方について
▽澤田議員
コミュニティセンターは、「コミュニティセンター設置条例」により設置され、その管理・運営は町内会となっている。どの町内会も人口の減少と高齢化で管理・運営面での負担が大きくなっているのが現状である。
和や碧水、美葉牛の中心地域にある公民館、生きがいセンター等は、管理人が常駐し、地域のコミセン利用の町内会と違い、管理も保守・整備も町が行っており、費用負担の面で大きな差異がある。この際、町内全ての地区コミセンの維持・補修にかかる費用に町内会負担の無いよう取り計らうべきと思うが、町長の考えをお聞きする。
▽佐々木町長
現在、町内にはコミュニティセンターは5ヶ所あり、補修の交付基準は事業費25万円を下限とし、町が3/4を助成している。
公民館等の施設については、社会教育施設として社会教育法やそれに準ずる法令により設置されており、地域住民の要望により自主的活動の場として設置しているコミュニティセンターとは設置の背景が異なることをご理解頂きたい。
町内会の戸数減等により、修繕費が大きな負担となっていることは認識しているが、厳しい財政状況の中できる限りの支援を行っている状況もご理解いただき、今後も町内会の負担割合につきましては、現状のままの負担をお願いしたい。
▽澤田議員
コミセンの補修や設備、備品の入替については、各町内会で基金を積み立てている。しかし、人口が減少し、高齢化によって若い人達の負担が重くなってきている。屋根や外壁など大きな修繕について助成を増やして頂きたい。
▽佐々木町長
コミュニティセンターの補修助成金事務取扱により定められている。若い世代の負担を考えると早急に考えて行かなければならない。町内会の合併に必要が生じた場合はその都度柔軟に対応していく。
◆尾﨑議員 北竜町立やわら保育園の認可保育園移行と給食委託進捗状況は
▽尾﨑議員
やわら保育園は、令和元年から現在の場所へ移転した。前保育所から認可外の保育園として受け継ぎ、施設の整備・職員の増員確保等の国の定める基準に縛られずに、保育・教育を目指す保育園として現在に至っている。
しかし、保護者からは、なぜ認可保育園にしないのかの質問や希望もあったと聞く。
認可保育園移行への理事者のお考えと、4月の定例会で質問した給食委託のその後の進捗状況をお聞かせいただきたい。
▽佐々木町長
認可保育園は、施設整備の要件・保育士の配置・給食の提供など様々な設置基準があるが、現在の保育園に移行する際も自由度の高い認可外として運営することとした経過があり、給食提供のために認可保育園に移行することは考えてはいない。
現在、来年度から始まる「第3期北竜町子ども子育て支援事業」の策定のため、アンケート調査等を実施するが、それらの結果を運営に反映させたいと考えている。今後、保護者や保育園の意見を十分踏まえ、認可外であってもより良い保育の提供ができるよう、保育理念や方針を策定していく。
給食委託については、給食数と経費の面などから折り合いが付かなかった。現在、保育園と協議し給食の在り方について協議している。今後もより良い保育環境を提供できるよう対応していくのでご理解賜りたい。
▽尾﨑議員
移転の際は、さまざま困難の中でご苦労があったと推測する。また当時の保護者の周囲から「お弁当くらい親が作るものだ」との背景があったかと思うが、今は給食のない保育園は北竜町の弱みになっているのではないか。
保護者の声と、これからの大切な子どもたちの育つ食を中心の環境を守り整えることを最優先に考えて、「どこに訴えても何を言っても無駄だよ」との声を聞かなくていいように、また子ども子育て支援にも佐々木町長のお考えに期待する。
▽佐々木町長
給食については諦めてはいない。粘り強く前向きに進めていく。
◆木村議員 鳥獣害被害とその予防対策について
▽木村議員
鳥獣害予防対策として電牧柵は重要な役割を担っていると思うが、途中で線が繋がっていなかったり、太陽光パネルが設置されていない等管理が十分でないところが見受けられる。予算を増額して管理していくことが必要と考えるがどうか。理事者の考えを伺いたい。
▽佐々木町長
シカ用電牧柵の設置については、今では全延長が102kmとなっている。 管理については、農業者自らがおこない電牧柵の上げ下ろしなどは共通取組活動として農地・水活動組織からの負担により事業運営をしているが、平成24年より10年余りが経過し、資機材の老朽及び交換等作業にかかる日数の増加、並びに昨今の熊出没による作業の停滞など地域の皆様にはご不便をお掛けしている。
農地の移動等による耕作者の変更や通い作増加等により、管理主体や方法が曖昧になってきていることを踏まえ、改めて農業者及び各農業関係団体と協議を進め、電牧柵設置にかかる有利な補助事業があれば活用して参りたい。
▽木村議員
町の予算が限定されている中で、道と国に対して地方の実情に応じて対応出来る予算の増額を是非お願いして頂きたい。
▽佐々木町長
運営規則の見直しを農業者と各農業関係団体と充分協議しながら検討していく。
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