伊藤綾乃
浜頓別町出身の伊藤綾乃さんが農業体験実習生として来町され、本年4月から8月まで実習が行われました。
受入農家の皆様が北竜町農業の魅力を知ってもらおうと丁寧に指導され、充実した農業体験となりました。実習を終えられた伊藤さんの感想文をご紹介いたします。
■農業体験実習を終えて
私は自分一人でも食べていくことが出来る職業では?という単純な思いで農業に興味を持ちました。
札幌で行われていた新規就農フェアへ足を運び、北竜町を知りました。
まずは一泊で訪問体験に。母の実家、新潟の風景に似ており一瞬で気に入りました。また町の方々がとても明るく元気な方が多いなと感じました。
今回体験させて頂いたのは、すいか、メロン、水稲、お花です。
実は学生時代に農業用品を扱うお店で働いていたこともあり、道具などの知識はあったが実際に使用するのが初めてで、「こうやって使うのか!おもしろい!」と何もかもが新鮮で楽しみながら作業出来ました。
[すいか]
定植から剪定、収穫と一連の流れを学びました。暑い中ハウス作業はつらかったですが、収穫したものが店頭に並んでいるのを見かけた時は感動しました。
[メロン]
すいかを経験した後だったので、作物によっては植え方や収穫の仕方がずいぶん違うんだなと思いました。驚いたのが収穫をする際、一つ一つチェックをしてから採る事。箱に詰める時も同じサイズや見た目など色々気にする点がたくさんあるなと思いました。
[水稲]
種まきと田植えを学びました。思ったのはずいぶんと機械化が進んでいた事です。田植機にGPSが付いてたり、ドローンや除草剤をまくボートなどなど。
[お花]
収穫と選果。選果は色々な決まりごとが多く理解するのに苦労しました。食べ物と違って、花は咲かせれば商品になるでしょ?という安易な考えでしたが、花屋に並ぶまでの課程がこんなに大変だとは思いませんでした。
いろんな種類を研修させていただきました。どれも大変でしたが、研修先の方々に優しくしてもらい色々教えて下さり楽しかったです。また、同じ作物でも人や地域によってそれぞれやり方や作り方に工夫があっておもしろいと思いました。
農家にとってのメリット、デメリットも話して下さり、今後どう向き合うか自分の中で課題ができました。
ありがとうございました。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>