◆佐藤議員
新規就農者受け入れ対策について
◇佐藤議員
新規就農者受け入れ対策として地域おこし協力隊員を募集されているが、研修後、具体的には以前にあった農地保有合理化事業で農地を確保し、メロン・スイカ・花弁等、新規就農者に分譲する事は可能であるか理事者に伺いたい。
◇佐々木町長
新規就農者が、就農基盤の整備にむけて農業改良普及センターや町内農業関係団体、研修受け入れ先などが協議し農地の斡旋を行ってきた。
北竜町農業経営基盤強化促進基本構想では、新たに農業経営を営もうとする方が目標とすべき農業経営の指標において、野菜(果菜類)専業農家の経営面積は約1ヘクタールとなっている。
農地保有合理化事業(農用地等売渡事業)では、北海道農業公社が農用地等を買い入れ、農業者等の担い手へ一定期間貸し付けた後に売り渡しを行うため、事業要件に農業の担い手であることが求められるので、町が売り渡しのために農地を取得することは難しい。
北竜町担い手対策協議会において道内の実践的農業研修場の運営事例を検証し、新規就農者の農地確保や斡旋対策に取り組んでいく。
◇佐藤議員
仮に、1つの農業法人が農地を確保し、その中で農地の分譲や売渡しを行うことは可能であると考えられるが、その場合、町として移住・定住対策の中で新規就農者に対する何らかの助成等で受け入れの対応を望む。
◇佐々木町長
いわゆる農地の「暖簾分け」を行っている農業団体として深川市、鵡川町、厚真町や平取町等道内にある複数の農業団体が組織する研修農場や指導受入れ農家において2年~4年の研修の後、それらの団体が農地の取得の斡旋することにより、移住・定住に繋がっている事例もある。当町においても関係各位と連携協力しながら実現に向けて検討をして参りたい。
◆尾﨑議員
北竜町立やわら保育園の給食委託について
◇尾﨑議員
やわら保育園の給食又はお弁当提供には保護者からの要望があり、受託先を模索していたところであるが、この件について保育園、住民課、総務課からの率直な考察と理事者の考えを伺いたい。
◇佐々木町長
今回新たな事業者より実施について提案を受けている。今後保護者や保育園の意見を十分踏まえ保護者負担のあり方も含め、提案のあった事業者について調査をしたいと考えている。
◇尾﨑議員
保護者の負担軽減、食育や栄養バランス、好き嫌いをなくすことのほかに災害時対応へと可能性が広がる。実現させるとしたらいつから可能なのか、教えていただきたい。
◇佐々木町長
事業者との間で食い違いがあり、財政面で想定を越えたので、互いに歩み寄り、検討しながら、前向きに進めるのでお待ちいただきたい。
◆林議員
公営住宅について
◇林議員
北竜町は家賃が比較的安価な民間アパートが少なく、居住を確保するには公営住宅か戸建てを新築又は購入するかとなっている。アパートやマンション等に住みたいという声もある中、今後、民間業者がアパート等を建築する予定はあるのか。
また単身勤労者住宅については建設より30年が経過し、建物も古く、手狭で収納が少ない等住みづらい状況にあると聞くが、改修や建て替えを考えているのか。
近年の異常気象により、屋内でも熱中症の可能性があることから公営住宅のエアコン設置について検討してはどうか。理事者の考えを伺いたい。
◇佐々木町長
現在民間アパート建設の予定は無く、高めの家賃が想定される方には、事前に将来想定家賃の算定をし、家賃の低い公住を斡旋している状況である。
単身勤労者住宅については、最近の住宅性能と比べると大きく見劣りする住宅であると認識している。
単身勤労者住宅の建替を令和14年度から予定しており、それまでは修繕対応として管理していく方針としている。近年、入居者からは冷房設備設置の相談が増えているが、退去時には現状復旧することを条件に申請して頂き、自己負担での設置を認めている。尚、昨年建設した単身者向け住宅、桜岡団地D棟には脱炭素の観点から冷暖房設備を設置している。
◆林議員
空き地、空き家情報について
◇林議員
北竜町内の空き地・空き家の状況について、民間業者は情報を得る術がなく、北竜町に住みたいという方がいても情報提供ができないと聞く。
空き地・空き家の情報開示をインターネットやチラシ等で周知する考えはあるのか理事者の考えを伺いたい。
◇佐々木町長
町では「空き家・空き地情報登録制度」(いわゆる空き家バンク)を平成26年より実施しているが登録利用者数が少なく現在では登録がない状況となっている。毎年6月に開催される町内会長会議にて、空き家情報の提供を依頼し、「空き家・空き地台帳」を整備し、空き家等の把握に努めている。
今後は町広報やホームページを活用して制度の周知を図っていく。
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